映画『恋におちたシェイクスピア』からの出題
ロマンティック・コメディ/歴史ドラマ1998年/アメリカジョン・マッデン(John Madden)ジョセフ・ファインズ(Joseph Fiennes)グウィネス・パルトロー(Gwyneth Paltrow)ジェフリー・ラッシュ(Geoffrey Rush)コリン・ファース(Colin Firth)ベン・アフレック(Ben Affleck) ほか
16世紀末のロンドン。新進気鋭の劇作家ウィル(シェイクスピア)は、スランプに陥っていた。ある日、オーディションにやってきた青年トマス・ケントを追って、ある屋敷にたどり着いたウィルは、そこで、美しい貴婦人ヴァイオラと恋に落ちる。毎夜かわされる恋のささやきに創作意欲をかき立てられ、新作『ロミオとジュリエット』のセリフは着々と仕上がってゆく。そんな折、ヴァイオラの別れの手紙をトマスから持けとったウィル。納得いかずトマスの後を追うのだが、そこで、ヴァイオラがトマスに男装していたことを知る…。アカデミー賞7部門受賞
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Shakespeare in Love
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「(誰かに)恋をしている」は英語で「be in love」と言います。
また、「恋に落ちる」は、英語でも「fall in love」と言います。ところで、「Shakespeare」といえば「文豪」のイメージがありますね。
この映画では、「Shakespeare」のうしろに軽く「in love」を付け足すことで、「え?文豪のシェイクスピアも恋をしてたんだ!?」という意外性を感じさせるタイトルに仕上がっています。なお、恋の対象をハッキリさせたいときは、「in love」のうしろに「with」を加えます。
in love with…= ~に惚れている、恋している(人が対象) ~に愛着がある(物事が対象) ~が大好きだ(何に対しても使える訳) また、「両思い」なら「in love with each other」と表現できます。
以上を考慮して、英語タイトルを補足しながら解釈してみましょう。
(The story of) Shakespeare (who is/falls) in Love (with Viola)
=ヴァイオラに恋をしている/と恋に落ちるシェイクスピアの物語
- 「in love」を日常でつかってみよう!
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A:I’m really in love with Shizuka.
B:Does she know that?A:本当にシズカに惚れてるんだ。
B:彼女はそのこと知ってるの?
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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