映画『華氏911』からの出題
ドキュメンタリー/戦争2004年/アメリカマイケル・ムーア(Michael Moore)マイケル・ムーア、ジョージ・W・ブッシュ(George W. Bush) ほか
2000年、ゴア候補を破り、共和党のブッシュ候補が大統領に就任。2001年9月11日、NYとワシントンをハイジャック旅客機が襲う。この未曾有の同時多発テロが、オサマ・ビン・ラディン率いるアルカイダの犯行だったと判明すると、ブッシュ政権は、アルカイダの潜伏するアフガニスタンを攻撃する。しかし、オサマ・ビン・ラディンは捕まらず、やがて戦場はイラクへと移っていく。ブッシュ政権の行動に疑問を抱くマイケル・ムーア監督は、様々な証拠を提示しながら、事の真相を明らかにしていく。カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞。
<iframe width="560" height="315" src="//www.youtube.com/embed/2Zf2nCiBJLo?rel=0" frameborder="0" allowfullscreen></iframe>
-
FAHRENHEIT 9/11
-
英語の天気予報を聴くと、夏で80~100度、冬でも40度だとか言っています。これは、日常で使う温度計の目盛りが日米で違うためなんです。
日本 アメリカ °C、セ氏、摂氏 °F、カ氏、華氏 °C
degrees C
degrees Celsius°F
degrees F
degrees Fahrenheitセ氏度の求め方
=(カ氏度-32)÷1.8カ氏度の求め方
=1.8×セ氏度+320℃=32°F 100℃=212°F 「Fahrenheit」は、ドイツの物理学者「ファーレンハイト氏」の名前なので、スペルが覚えられなくても仕方がありませんね(^^)「ファ氏」でなく「カ氏」なのは、中国語が由来のため。
「Fahrenheit(ファーレンハイト)氏」は、
→中国語で「華倫海特(ホアー・リン・ハイ・トオー)氏」
→これの頭文字をとって「華氏」、 日本語読みで「カ氏」さて、テロのあった日付「9/11」に、どうして「華氏」をくっつけたのか?元ネタは、アメリカの著名なSF作家レイ・ブラッドベリのベストセラー小説、『華氏451度(Fahrenheit 451)』(1953年)。華氏451度は、紙が自然発火する温度(摂氏で約233度)で、徹底的な焚書を行う(=言論の自由がない)未来社会を描いていました。ムーア監督はこれをもじって、「華氏911度」を「自由の温度」だとしました。紙が発火する温度に対して、神がカッカする温度だとも?
- 「Fahrenheit」を日常でつかってみよう!
-
A:How’s Tokyo?
Must be really hot over there.
B:Yeah, It was 39 degrees yesterday.
A:39 degrees???
B:Oh, Celsius, not Fahrenheit.A:東京はどうよ?
そっちは暑いんだろうな。
B:ああ、昨日は39度だったよ。
A:39度???
B:あっ、華氏じゃなくて摂氏ね。
-
ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
メルマガ『日刊タイトル英語』ご登録はこちらから。