映画『ジングル・オール・ザ・ウェイ』からの出題
コメディ/ファミリー/クリスマス1996年/アメリカブライアン・レヴァント(Brian Levant)アーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)、シンバッド(Sinbad)、フィル・ハートマン(Phil Hartman)、ジェームズ・ベルーシ(James Belushi) ほか
仕事第一の社長ハワードは、息子ジェイミーの空手の段の授与式に出る約束が果たせなかったので、大人気のターボマン人形を、クリスマス・プレゼントに贈ることを約束する。翌日はクリスマスイヴ。ハワードは朝早くから人形を買いに出かけるが、どこの店も品切れ状態。同じく人形を探す郵便配達人マイロンと競いあいながら、あの手この手でターボマン人形を追いもとめる…。
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Jingle All the Way
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ツタ哉君の「すべての道」だと、道がたくさんあるみたいですが、
ふつう、話題にのぼっている道(the way)は1本です。
その出発点から終着点までの道のりすべて(all)に思いをはせましょう。「all the way」=「遠路はるばると」
代表例文:Thank you for coming all the way.
はるばるお越しいただきありがとうございます。この「all the way」というフレーズは、
「come」「go」「run」などの移動を示す単語につくことが多いのですが、
「jingle=チリンチリンと音を鳴らす」などの移動しない単語にも、
時間経過の最初から最後まで「ずーっと」という意味で使えます。タイトル全体の「jingle all the way」自体は、
「♪ジングルベ~ル、ジングルベ~ル、鈴が~鳴る~」
という歌の「鈴が~鳴る~」に相当するオリジナル英語詞で、
「ずーっと鈴を鳴らしながら進む」という意味。売り切れ店続出の大人気プレゼントを探しまわるシュワちゃんを、
休む間もなくそりを走らせるサンタになぞらえたようなタイトルです。また、このシーズンは、どこのデパートに行っても、
鈴の音が入ったクリスマス曲のBGMが、常に聞こえてきますよね。
そんな鈴が鳴りつづける状況も、このタイトルで表現されているようです。
- 「all the way」を日常でつかってみよう!
- 3つのバリエーションをどうぞ。
(1)Jim came all the way from Down Under.
(2)Did you run all the way in the storm?
(3)Thanks for reading all the way to the bottom of this page.(1)ジムはオーストラリアからはるばるやってきた。
(2)嵐の中、わざわざ走ってきたの?
(3)このページの最後まで長々と読んでくれてありがとう。※「Down Under」は、特にオーストラリアを指しますが、
英米などの北半球から南半球を見て言う表現です。
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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