映画『ショーシャンクの空に』からの出題
ヒューマンドラマ1994年/アメリカフランク・ダラボン(Frank Darabont)ティム・ロビンス(Tim Robbins)、モーガン・フリーマン(Morgan Freeman)、ウィリアム・サドラー(William Sadler) ほか
銀行家のアンディが、妻殺しのかどで送られた先は、暴力と理不尽がうずまくショーシャンク刑務所だった。最初は戸惑っていたアンディも、やがて周囲にとけこみ、彼の持ち味で、すさんだ囚人仲間の心をつかんでゆく。そして時が流れ、彼らは奇跡を目撃することになる…。アカデミー賞7部門ノミネート
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ショーシャンク(刑務所)で、罪があがなわれる話
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[The] [Shawshank] [Redemption] ↓
ある出来事↓
ショーシャンク
(刑務所の名前)↓
罪のあがない
(つぐない)⇒ ショーシャンクでの、ある罪のあがない
⇒ ショーシャンク刑務所で、罪のあがなわれる話
⇒ 無実の罪で投獄された、あるエリート銀行家が、
「希望」を持ち続け、自分の腕で周囲を感化し、
ショーシャンク刑務所の囚人たちを救い、自らを解放する、脱獄ストーリー!というような感じです。
「redemption」は「贖罪(しょくざい)」。
よいことをしたり、財物を差しだすことで、罪をあがなう(つぐなう)こと。個人の力ではどうしようもない人類の罪もあります。
キリスト教の教義としては、次のような意味合いです。紀元前の人類は、生贄(いけにえ)を捧げて、
大いなる自然に対する恐れを静めていました。そこで、無駄な血を流す習慣を断ち切ろうと、イエス・キリストは立ち上がり、
借金(原罪)を抱える全ての未来人のために、生贄(十字架はりつけ)という手段で、
借金返済の代行(贖罪)をしてくれたワケです。また、「redemption」は「償還」という金融用語でもあり、
主人公が銀行家であることにからめています。
- 「redemption」を日常でつかってみよう!
- 難しい言葉は言い間違いやすいです。
A:I read aloud an elementary school textbook every morning.
B:What are you doing?
That’s what you call “the redemption of the wheel”.
A:”The redemption of the wheel”?
B:Sorry. I tried to say “the reinvention of the wheel”.A:毎朝、小学校のテキストを声に出して読んでるんだ。
B:何やってんの?それは“車輪のあがない”ってやつでしょ。
A:“車輪のあがない”?
B:ゴメン。“無駄な努力”って言いたかったの。※「the reinvention of the wheel」=車輪の再発明、すなわち、
分かりきったことを、今さらながらにやり直すような無駄な努力。
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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