チアリーダー?(BC ライオンズ)

チアリーダー?(BC ライオンズ)

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【チアリーダー?(BC ライオンズ)】
シーズン終盤をむかえ盛り上がるNFL。今週はちょっと過激なアメフトのプロチームのCMです。
応援の威力ってスゴイ!・・・ですね。

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Man:You’re not just going to walk away and give up.

Woman: Stuck it.

Man: You can get that. That’s yours.
Nobody else’s.
Get in there and give it some heat!
Give it some heat!
Give it some heat!!

Get in there and you’ll get it!!

That’s the one right there!

You get it. All right!

Yes!

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)You’re not just going to walk away and give up
⇒ Yar not jus’ gonna walk away n’ giv@’

<文意>
直訳:歩き去ってあきらめるわけじゃないよなあ。
意訳:ほっといてあきらめるわけじゃないよなあ。
文末が上がっているのかどうか、微妙ですが、疑問文と考えても構いません。

☆♪♪  You’re not ⇒ Yar not
とりあえず Yar と表記してみましたが、そこまでは音の変化はしてないですね。
Your’re と Yar の中間くらいです。
not は語尾の破裂音 T が軽く聞こえてます。

☆♪♪♪  just ⇒  jus’
justという単語は結構しょっちゅう使われて、しかもこういう音のことが多いので、単純な文なのに、とまどわされることがあります。

☆♪♪   going to ⇒ gonna
おなじみの音ですね。

☆♪♪♪  and ⇒ n’
and の省エネは、おおまかに言えば以下の順番で省エネが強くなります。
and → @nd → @n’ → n’
n’ は、カジュアルなスペリングでも n’ とか ’n’ と書きます。
ロックンロール(rock ‘n’ roll)の「ン」の部分です。

☆♪♪  give up ⇒ giv@’
2語が連結。upの語尾の破裂音 P は、破裂がほとんど聞こえず。

(※2)♪ That’s yours ⇒ Tha’ churrz.
学校でも習った省エネ。
Don’t you が ドンチュになる、というやつです。

【語句と表現】
☆ BC Lions
正式にはBritish Columbia Lions。
バンクーバー拠点、カナダのプロフットボールチーム。

☆ stuck
stickの過去、過去分詞。
「くっつく」とか「詰まる」の意味。
“I’m stuck.”だと、困って身動きできない状況におちいること。

☆ Get in there
この状況じゃ、ちょっと場違いな表現ですが、フットボールのゲーム開始の前にコーチがプレイヤーを激励してる感じですね。
フットボールならば、このthereはフィールドのことです。

☆ give it some heat
この heat は、スラングで「プレッシャー」の意味です。文章全体のニュアンスは「ちょっと痛めつけてやれ」といったところ。
heatのスラング的使い方としてよくあるのは「拳銃」の意味。

【動画部分の翻訳(意訳)】
Man: ほっといてあきらめるわけじゃないよなあ。

Woman: 詰まらしちゃったんだもん。

Man: とれるさ。君のだろ。他の誰のでもないんだから。
さあ、いって戦ってこい!
やってやれ!

さあ、いって戦ってこい!

ほら、そいつだ!

取るんだ。よし!

やったあ!

Caption: 応援って効きます

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
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