5才だけどダンクシュート(GEICO)

5才だけどダンクシュート(GEICO)

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【5才だけどダンクシュート(GEICO)】
不景気な世の中、若い夫婦が学費稼ぎに息子に教えたことは・・・

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【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Woman: Saving for a child’s college fund was
getting expensive.
Man: (※1)Yes, it was.
So, to save some money, we taught our 5-year-old
how to dunk.
Woman: Scholarship!

Honey,(※2)go get him.
Narration: There’s an easier way to save.
Go to GEICO.com. Get a quote.
Fifteen minutes could save you 15 percent or more
on your car insurance.

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)Yes, it was ⇒ Yes, (@)(t) was.
☆♪♪♪ it ⇒ (@)(t)
前回にも登場した「なにも聞こえない it」です。口の中では、とても曖昧に i を発音し T も破裂はさせなくても舌先を所定の上歯茎の位置にもっていってます。よ~く聴くと、音にならない音が、そこに「ある」のがわかります。前回の”it glows” の”it” より、少しは聞きやすいかも。
さて、前回も書きましたが、こうした「音にならない音」を聞き取る耳がなければいけないわけではありません。(「高周波音の教材で耳を鍛えると聞こえますか?」という質問を頂きましたが、もともと発音していない音は聞こえません。)
構文と話の文脈から瞬時に推測できることが大切です。この it は、わかりやすい文脈、単純な短い文なので推測も簡単ですね。発音される前に推測(予測)し、聞いた瞬間にその予測を確認できた人も多いと思います。
(※2) go get him ⇒ go ged’(h)@m
☆♪ get him ⇒ ged’(h)@m
get him を普通に省エネすると、ged’im(ゲディム/ゲリム)という音です。him の H が消えて、get の T が「ディ」と「リ」の中間の「軽く弾く D」になります。この人のは、T と H に関しては、ごくごく軽い省エネです。get の T も、まだ T の名残が多いし、him の H もかなり聞こえます。
いっぽう、him の母音の i が、かなり曖昧な音になってます。こういう発音をする人は、少なくともアメリカ人ではあまり多くないです。
(本来は “go and get him” と and が入りますが、実際話すときにはこの and が省略されることが普通です。come を使っても同様の省略した表現をします)
【語句と表現】
☆save 貯金する、倹約する、出費を減じる
☆college fund 大学用の資金
☆dunk ダンクシュートする
☆scholarship 奨学金
☆GEICO 大手保険会社
☆quote 見積もり
☆insurance 保険

 

【動画部分の翻訳(意訳)】
Woman: 子供の大学資金のためにお金を貯めるのって
大変になってたんです。
Man: まったくそうなんです。
なんで、お金の節約のために、うちの5才の子に
ダンクシュートのやり方を教えましてね。
Woman: 奨学金(もらえるわ)!

あなた、彼を助けにいってあげて。
Narration: 節約にはもっと簡単な方法があります。
GEICO.comにいってください。見積もりをもらってください。
15分の時間で、自動車保険が15%か、それ以上
節約できるかも知れません。

【こぼれ話】
アメリカの大学は、私立など高いところが多いので奨学金や、学費ローンを使い、もちろんバイトもしっかりしながら勉強する人が多いです。
奨学金にも小額のものから学費免除までいろいろあり、一人で複数の奨学金を得ることも可能です。
でも、大学に行くこと自体の意味を考えなおすことも最近は特に大切かも知れませんね。

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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