ナイスなパンツ(ドッカーズ)

ナイスなパンツ(ドッカーズ)

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【ナイスなパンツ(ドッカーズ)】
リゾート地のビーチにジョーズならぬオオダコが出現!そのワケは……

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Man 1: Listen, I like to (※1)live in the moment and I…
I don’t know what you’re up to tonight.
I myself (※2)happen to be free.
Man 2: Help me! Help me!
Man 1: I’ll be right back.
Man 1: (※3)Hey, I got to take this guy to the hospital.
We still on for the night?
Woman: Yeah.
Man 1: Pick you up at seven.
Man 1: Clear.
Octopus guy: (※4)How did it go?
Man 1: Took the bait.
Octopus guy: Well, it was a very nice touch, man.
Man 1: Enjoyed it?
Octopus guy: Yeah, I did.

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)live in the moment ⇒ livin the momen’
☆♪ live in ⇒ livin
2語が軽く連結しています。音読などでも、つなげて読むほうが自然ですね。

☆♪ moment ⇒ momen’
語尾の破裂音 T が落ちてます。
(※2)happen to be ⇒ happen noo/to be
☆♪ happen to be ⇒ happen noo/to
to の T の音が N にちょっと似た音になっています。もっと省エネが強くなると、完全に N になります。
この省エネの原則は nt と音が続き、その後に母音がくると(「nt+母音」)「nt+母音」では T の音が強く粘る N の 音に吸収されて弱くなる、または消える。T が N の音になる、と考えていいです。
(※3)Hey, I got to ⇒ Hey, I godda
☆♪♪  Hey は、音が変化してるわけではないけれど軽く素早く発音されていて聞き取りにくいですね。
Hey とか Well とかいった間投詞が文頭に来るととても聞きづらいことが多いです。あまり意味がなかったりちょっとした前置きみたいな感じで付け加えることが多い。
この文でも I got to で始めてもいいんだけど Hey を加えることで感触が柔らかくなる。日本語で言うと 「あ、」みたいな感じ。
最後のほうに出てくるタコ男の Well で始まるセリフなんかもそう。

☆♪ got to ⇒ godda
2語がつながり、T の音は「軽く弾くD」の音。「ラ」と「ダ」の中間のような音。でも舌先はもっと上で上の歯の付け根あたり。
(※4)How did it go? ⇒ How’d it go?
☆♪ How did it ⇒ How’d it
how did it をリラックスして、少し早めに発音すると自然にこうなります。カジュアルなスペリングとしても How’d it…? と書くのが定着してます。
How’d it go? とかHow’d it happen? とかになります。
how did it には二つの発音パターンがあります。ひとつはこの How’d it…?で、もうひとつは How didi’…?です。
【語句と表現】
☆ be up to~ ~を予定・計画している
☆ We still on for the night? 今晩はじゃあOKってことでいいかな?
☆ Took the bait かかったぞ
☆ a very nice touch なかなかいい感じ

【動画部分の翻訳(意訳)】
Man 1: ねえ、僕は人生の瞬間を楽しむのが好きでさ、で… 君の今晩の予定は知らないけど。 僕のほうは、たまたま空いてるんだ。
Man 2: たすけてくれ~!助けて!
Man 1: すぐ戻るから。
Man 1: あ、こいつを病院に連れて行かないと。 じゃあ今晩はOKってことで?
Woman: うん。
Man 1: 7時に迎えに来るよ。
Man 1: よし。
Octopus guy: どうだった?
Man 1: エサにかかったぞ。
Octopus guy: うん、なかなかいい感じだったぜ、よお。
Man 1: 楽しかった?
Octopus guy: うん、楽しかった。

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Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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