美味しく焼いてね(バーガーキング)

美味しく焼いてね(バーガーキング)

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【美味しく焼いてね(バーガーキング)】
バーガーキングで銃声が?と思ったら……

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】

Man 1: Why isn’t this thing (※1)lighting ?
Man 2: (※2)What did I tell you about the blasting ?
Narration: Star Wars (※3)is at BK.
Get all six collectible hologram watches.Just a dollar ninety-nine each with any Value Meal. Own the DVD now. Own the watches forever.

 

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)☆ ♪ lighting ⇒ liding = ライディング/ライリング
この T の音は「軽く弾くD」。弾音とも呼ばれる音です。カタカナの「ディ」と「リ」の中間のような音。でも舌先の位置は T の所定位置まで持って行きます。上の歯の付け根、口の天井(口蓋)が始まる当たり。
日本語の「ディ」や「リ」よりずっと上です。この「軽く弾く D 」の音は、アメリカ英語で実によく登場する音。自然にこの音になる箇所で、逆にきちんと T を破裂させると「外国訛り?」と思われるくらいです。water を「ウォーラー」、Shut up! を「シャラップ!」などと書くのも、この「軽く弾く D 」の音です。
T がこの音になるには法則があり、詳しい説明と音声サンプルはこちらの[パターン]をご覧ください。

(※2)♪♪ What did I ⇒ wha’ di’ai/wha’ d’ai
これは「 What did I は、ワディアイとかワダイと聞こえる事がある」と覚えてください。 この省エネの仕組みの説明は、What は語尾の破裂音 T が落ちます。did I は、まず didai(ディダイ)とつながります。did の最後の D は「軽く弾く D 」できちんと破裂させません。その D が、さらにラクをして弾くことさえ不精するとwha’ di’ai という音になります。 聞きようによっては wha’ d’aiと聞こえます。

(※3)♪ is at ⇒ iz@’
省エネ発音という程の事もないのですが、こういうのって結構とらえにくいです。is の語尾の[ z ]が at の語頭の[ @ ]とつながります。そして at の語尾の破裂音 T がすごく軽くなってます。破裂が聞こえる代わりに一瞬の空白みたいなのがあります。 表記では @’ とした[ ' ]の部分になります。ちなみに、at の”a”の発音は、普通は曖昧母音の[ @ ]か、ごく弱い[ a ]の音。特に at を強調するときや単独で発音するときは[ ae ](エとアの中間の音)です。 こういうふうに短い部分で聞きとれないときは文脈から推測することも大切です。

【語句と表現】

☆Stormtrooper ストームトルーパー、スターウォーズに登場する銀河帝国軍の機動歩兵
☆this thing これ、コイツ
☆blasting 爆破(すること)、銃砲で撃ってぶっ壊すこと
☆BK Burger King バーガーキング(日本だと「バーキン」ですね)
☆hologram ホログラム

【動画部分の翻訳(意訳)】
Man 1: なんで、こいつ点かないんだろ?
Man 2: ぶっ放すのはやめろといったろ?
Narration: スターウォーズがバーキンにやってきた。全部で6つあるホログラム時計を集めよう。バリューミールを頼めば一つたったの1ドル99セント。DVDを今、手に入れて、時計も一生、君のものに。

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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