「パンティ」の省エネ発音は?(スピードスティック)

「パンティ」の省エネ発音は?(スピードスティック)

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【「パンティ」の省エネ発音は?(スピードスティック)】
コインランドリーで、もう終わってるのに自分の洗濯を取りにこない人がいます・・・

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【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】

Man: I’ve been waiting for the dryer, like…forever!
That’s it!
(※1)I’m just going to unload their clothes.
I don’t care (※2)if they get wrinkled.
Woman: What are you doing?
Man: (※3)And now I look like a huge perv.
Narration: Sweating on the inside?
Handle it on the outside with Speed Stick Power.
Man: I was (※4)just going to fold your clothes for you so they won’t get wrinkled.
Woman: That’s so sweet of you.
Man: I’ll (※5)fold your panties any day.
Woman: What?!
Man: What?
Narration: Speed Stick.
Don’t sweat it. Handle it.
Tweet your HANDLEIT moment…now!

【発音部分の説明】

●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)♪♪ I’m just going to ⇒ I’m jus’ gonna
文頭で、この言い出しをよく聞きます。よく使われるだけに、かなり省エネが強くなることもあります。この人の発音は、軽めの省エネです。
強く音変化していると ’mjusg’na といった響きになります。justには、あまり深い意味はこめられていないんですが、文脈によって、いろいろなニュアンスになりえます。
このセリフ、I’m just gonna unload…だと、「もうこれ以上待つのって我慢できないから、unload してやる!」という意味合いで just は「それっきゃない、そうするのみ」というニュアンスを加えています。

(※2)♪ if ⇒ @f
今回、[@]と表記しました。if の 母音が相当弱くなっています。

(※3)♪ And ⇒ @nn
語尾の破裂音 D は聞こえず。

上記の Q2 の if もそうですが、省エネ発音が使われやすいさまざまな機能語の中でも特に短めの前置詞や接続詞は聞き逃しやすいです。
文頭に来ると、もともと文頭は「もや~」と始まりがちなので、いっそう聞き難いことが多いです。聞き逃したままにしておいても大勢に影響ないこともありますが、だからといっていい加減な聞き方をクセにするのはよくありません。
その音だけ聞いて音そのものを「聞き取る」というより音を聞いて、とりあえず「~かな?」と瞬間的にうっすらと推測、その後に続く内容をもとに、「やはり~だった」とか「いや○○だった」と確認・修正する感じです。
<機能語のいろいろな省エネ音があるので聞いてみてください>

(※4)♪♪ just going to ⇒ just gonna
(※1)と同じ。でも今回の just はクッキリと発音されてます。こっちの文の just の意味合いは「ちょうど今たたもうとしてたところ」の「ちょうど今」か「今たたもうとしてただけさ(その行為のどこが悪いっていうの?)」の「だけ」の意味の両方にとれますね。

(※5)fold your panties any day ⇒ foljuer pannies any day
文意としては「君のパンティならいつだって、たたんであげるよ」になります。I’d は I would です。助動詞を過去にして、仮定法的にやわらかく言っています。

☆♪ fold your ⇒ foljuer
学校でも教わる省エネ。”did you” が「ディッジュー」となるやつ。

☆♪ panties ⇒ pannies
はい、パンティはそのまま単数形じゃ使いませんね。

panties も pants も trousers も、それに boxers, shorts, briefs。そう、みんな複数で使います。jeans も同じです。

ズボン一本なら a pair of pants/trousersになります。「僕のズボンどこ?」というなら、探してるズボンが一本でも”Where are my pants?”となります。

で、省エネのほうですが、center が cenner になるのと同じ省エネです。nt と音が続き、そのあとにアクセントのない母音がくるとこの音になります。N という音は、粘って強い音です、そのあとの T が N に飲まれたように自分も N の一部になります。うっすらと T の名残りが聞こえることもあります。

毎日のように聞く言葉としてはthe Innernet でしょう。

【語句と表現】

☆That’s it! もうがまんできない、もうこれで我慢の限界
☆wrinkled しわになった
☆a huge perv ド変態
☆Sweating on the inside? 内側、汗かいてる?
☆Speed Stick デオドラントのブランド
☆handle 処理する、扱う、片付ける
☆Don’t sweat it 気にするな

【動画部分の翻訳(意訳)】

Man: このドライヤーが空くのを待ってるんだ…ず~と前からね!
もう我慢できない!
彼らの洋服を取り出してやる。
しわになろうが、知ったことかよ。
Woman: 何してんのよ?
Man: というわけで、俺ってド変態に思われちゃうわけね。
Narration: 内側は汗かいちゃってる?
外面上は、スピードスティックパワーで、うまく切り抜けるんだ。
Man: 君の服をたたむところだったんだ。しわにならないようにって。
Woman: とても親切なのねえ。
Man: 君のパンティならいつでもたたむけど。
Woman: なんですって?!
Man: え?
Narration: スピードスティック。
汗をかかずに、うまくやろう。
冷や汗の瞬間のトウィートしてね…今だよ!

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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