きゅーくつ!(マイクロソフト)

きゅーくつ!(マイクロソフト)

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【きゅーくつ!(マイクロソフト)】
飛行機のエコノミークラスの座席って本当に狭いですよね……。

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Honestly, I’m not looking for five-star treatment.

I get times are tight, but (※1)it’s hard to get any work done
like this.

Then came this baby. Small, but with Windows and Office,
(※2)it runs my work stuff and I can use apps like Flipboard
for news or Xbox Video to watch the shows I’m never home
to see.

And I can still get work done at the same time.

Excuse me, (※3)do you mind if I…?

Yeah…

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)it’s hard to ⇒ ‘ts har’do
☆♪ it’s ⇒ ‘ts
特に文頭の it の母音は、このように弱くなりがち。
(文字だけ見れば But…と始めてるので it’s は文頭ではありませんが、But のあと、少し間をおいてから it’s~と再開してるので音的には文頭に来ているのと同じです。)

☆♪ hard to ⇒ har’do
T が「軽く弾くD」の音になってます。hard の語尾で D を発音してから、次に to の頭で T を発音しなおすのは面倒なので一つにまとめます。
これは D と T は、舌の位置も口の構えもまったく同じだから。違う点は有声音か無声音かということだけです。そして、まとまって発音した音は「軽く弾く D」の音になってます。
「ドゥ」と「ル」の中間のような音。でも舌先はずっと上。上の歯の付け根あたり。hard の D で舌を所定位置(上歯茎)につけ、破裂させずに、一瞬溜めるようにしてから to を「軽く弾く D」で発音します。
(※2)it runs ⇒ ‘t runs
☆♪♪ it ⇒ ‘t
(※1)同様、文頭の it で母音がとても弱くなっているパターン。
(これも、文字だけ見れば文頭ではないですが、with Windows and Office,でいったん切っているので、音的には文頭です。)
このように文頭の出だしというのは音が曖昧に立ち上がることが多いです。
(※3)♪♪ do you mind if I ⇒ dyu mine difye
do you は2語をやや圧縮した音。mind if I の3語は連結。非常に良く使う依頼の表現なので、相当省エネをしても問題なく通じます。
このように、相手に頼みたいことが明らかな場合は”Do you mind if I…?” 、または”Do you mind..?” だけで使うこともあります。
【語句と表現】
☆look for 期待する、予期する、探す
☆five-star treatment (超)一流の待遇
☆I get~ ~だと分かってる
☆times are tight 厳しい時代だである
☆this baby ここでは「こいつ、この重宝するやつ、この秘密兵器」といったところ。
☆my work stuff 僕の仕事関係のもの。仕事関係のプログラムやアプリのもろもろ。
☆apps 「アプリ」のこと。
☆Flipboard タブレット上で自分だけのニュースを観覧・作成できるモバイルアプリ。

【動画部分の翻訳(意訳)】
正直言って、超一流の待遇を期待してるわけじゃないですよ。

厳しいご時勢なのは分かってますけどね、でもこんな状態じゃ仕事なんてなかなかできません。

そこへ登場したのが、この秘密兵器。小さいけど、ウィンドウズとマイクロソフトオフィスが入ってて仕事関連のもろもろも使えるし、フリップボードみたいなアプリを使ってニュースを見たり、Xボックスビデオで、家にはいないもんで観られないショーを観る事もできます。

さらにさらに~、それでもまだ同時に仕事もできるってわけです。

失礼、ちょっといいですか、あの・・・。

あ~(「まったく。ま、しょうがないか」のニュアンス。)・・・。

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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