ビーチで読書(アマゾン)

ビーチで読書(アマゾン)

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【ビーチで読書(アマゾン)】
トロピカルドリンク片手にビーチでタブレット端末で読書と思いきや・・・

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Man: That’s a Kindle, right?
Woman: Yeah, (※1)it’s the new Kindle Paperwhite.
Man: I love to read at the beach, but…
Woman: This is perfect at the beach.
And, with the built-in light, I can read anywhere, anytime.
Man: Done.
Woman: With your book?
Man: Nope. I (※2)just bought a Kindle Paperwhite. We should celebrate.
Woman: My husband’s (※3)bringing me a drink right now.
Man: (※4)So is mine.

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)♪♪ it’s the ⇒ ‘tsza
it の母音は聞こえず。it’s の tsの部分と次の the の th をまとめて圧縮した感じで発音してます。文頭の it や it’s の母音は、省エネが強くなると、このように聞こえなくなりがちです。
文頭の that や that’s も省エネが強くなると th の音はまったくしないので、it, it’s との区別は音からのみでは、ほぼ不可能になります。

(※2)just bought a ⇒ j’s(t) boughda
☆♪♪ just ⇒ j’s(t)
母音はほぼ消え、語尾の破裂音 T もほどんど聞こえず。

☆♪ bought a ⇒ boughda
2語が連結。bought の語尾の T は「軽く弾くD」の音。「ダ」と「ラ」の中間。舌先は上の歯の付け根あたり。

(※3)♪ bringing me a drink ⇒ bringin’ me a drin’
bringing の語尾の g、drink の語尾の k、どちらの破裂音も、ほぼ落ちています。進行形の -ing の g は、常に落ちると考えていいです。

(※4)So is ⇒ So @z
☆♪ is ⇒ @z
とりあえず母音を @ で表記しました。省エネ発音といっていいのかわかりませんし、ややいい加減な発音ですが、大切なポイントは is の i の音は「イ」ではないという点。
舌をリラックスさせて、あえていえば「イ」と「エ」の中間の音です。学校で長母音と短母音、という分け方をしますよね。そして、たとえば fill の母音は短母音で、これをそのまま長く伸ばすと長母音になって、それが feel の母音となる。
そんなふうに覚えている人も多いと思います。

これは実は間違いです。feel の母音をカタカナの「イー」で発音するのは、OKですが、fill の母音は「イ」ではなく、もっと曖昧な音です。自分で話すときは、短い「イ」で代用しても問題なく理解してもらえますが、実はもっと曖昧な音だということを覚えておきましょう。

「短母音-長母音」という区別でくくっている組み合わせは以下のようなものがありますね。どれも「短母音」のほうは、曖昧な音です。
<下記が参考単語>
full-fool
pull-pool
bit-beat
sin-scene
living-leaving

【語句と表現】
☆built-in 貯金する、倹約する、出費を減じる
☆college fund 内蔵された、固有な
☆Nope. No.のカジュアルな言い方。

【動画部分の翻訳(意訳)】
Man: それってキンドルだろ?
Woman: うん、新製品のキンドル・ペーパーホワイトなの。
Man: ビーチの読書は大好きなんだけどさ、でも・・・
Woman: これってビーチにパーフェクトよ。
それにライトが内蔵されてるから、どこでもいつでも読めるわ。
Man: 済みっと。
Woman: 読書のこと?
Man: いや。キンドルキンドル・ペーパーホワイト、買っちゃった。
一緒にお祝いすべきだね。
Woman: 夫が、今すぐにも私にドリンクを持ってくるわ。
Man: 僕の夫もだよ。

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Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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