犬のウェイターさん(バドライト)

犬のウェイターさん(バドライト)

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【犬のウェイターさん(バドライト)】
ベビーシッターならぬドッグシッターを頼まれた男性ですが・・・

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】

Man 1: Thanks again for dog sitting.
Man 2: No worries.
Man 1: They’re really smart. They’ll do (※1)whatever you tell them.
Oh, (※2)and there’s a ton of Bud Light in the fridge.
Man 2: Here we go.
Hi…hey guys!
Woman: There’s a whisker in my hamburger.
Man 2: Guys, (※3)we need more mugs.
Narration: It’s the sure sign of a good time.
The just right taste of Bud Light. Here we go.
Man 2: Don’t worry, guys. I got it.

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)whatever you tell them ⇒ wha’dever you tell’em
♪ whatever ⇒ wha’dever
what の T の音が「軽く弾くD」の音。カタカナの「デ」と「レ」の中間のような音ですが、舌先はもっとずっと上、上歯茎の位置。上の歯の付け根あたり。
≪「軽く弾くD」について、音声サンプル≫

♪♪ tell them ⇒ tell’em
語頭の th は弱くなりがち。また、その前の語の最後の音にも影響を受けていろいろな音に変わります。この tell them は、前に L の音が来て影響を受けてます。[th]という「摩擦音」本来の、舌と上の歯の間を空気がこすれて抜ける音はまったくしません。
細かいことを考えるよりは、tell’em というスペリング通りの発音と考えていいです。実際、カジュアルなスペリングで、tell’em と表記します。

(※2)and there’s a ton of ⇒ @n’ there’za t@n’nav
It の母音が弱くなり、2語が連結。
♪ and ⇒ @n’
and の典型的な省エネ音。母音はごく弱く、語尾の破裂音 d は落ちています。

♪ ton of ⇒ t@n’nav
これは2語が連結した発音になります。

(※3)♪♪♪ we need ⇒ w(i)’need
背景音に多少はジャマされてるせいもあってよけい聞こえにくいですが、ごくごく軽い we。we と need の間にスペースはなく、むしろ need の直前に、唇を小さくすぼめて突き出し、素早く引く w’ の音をオマケにくっつけた感じです。

【語句と表現】

☆fridge 冷蔵庫。refrigerator って長くて言いにくいんで。口語ですが、特別カジュアルというわけではなく誰でもいつでも使います。
☆whisker (動物の)ひげ
☆mug ビール用のジョッキ、マグカップ、大型コップ

【動画部分の翻訳(意訳)】

Man 1: 犬の面倒みてくれて、ホントありがとな。
Man 2: 心配無用だよ。
Man 1: 連中すごく頭がいいから。言われたことを何でもやるんだ。
あ、あと冷蔵庫に山ほどバドライトあるから。
Man 2: そうらいこう。(よおっしゃ。)
やあ…ヘイ、みんな!
Woman: ハンバーガーに動物のヒゲが入ってるわよ。
Man 2: おまえら、もっとジョッキがいるぞ。(早く洗って欲しい)
Narration: 楽しい時を過ごしている、確かなサイン。
まさに絶妙なバドライトの味。そうら行くぞ。
Man 2: 心配すんなよ、僕が片付けるから。

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Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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