第3話『本当にオレの子なのか!?』の巻

header_rod

ロドリゲス

rodriguez健康産業ラブカロリー株式会社の元オーナー。逮捕され拘置所生活を送る。サラの夫でゴンザレスの父。

サラ

saraロドリゲスの妻でゴンザレスの母。夫の浮気を常に心配しているが夫婦仲はよい。極度のダイエットオタク。

ゴンザレス

gonzalezロドリゲスとサラの息子。父にたくましく育てられるも、母の影響で女の子趣味に育つ。目下お受験準備中。

しずかちゃん

shizukaロドリゲス憧れの女性。長い黒髪と潤んだ瞳が印象的。出演映画のヒットでトップ女優に躍り出る。

潤子ちゃん

junkoバーバラの縁故でラブカロリー社に入社。元上司シェフチェンコに一途な思いを寄せ、彼の子を妊娠。

シェフチェンコ

shevchenko元経営戦略室部長。ロドリゲスの退任後、跡を継ぎ社長に就任。ロドリゲスの闇の姿を知る数少ない人物。

登場人物相関図はこちら


前回までのあらすじ

友人のセバスチャンと情熱的なダンスを踊りあかしたロドリゲスはへとへとになって ご帰宅。そんな彼を待ちかまえていたのは、不敵な笑みを浮かべた妻・サラだった。 妻の笑みにおびえ、おののく彼にサラはとどめの一言“妊娠”を告げるのであった…

ロドリゲス:

赤ちゃんができたって?…それオレの子?

Rodriguez:

Are we having a baby? Are you sure it’s mine?

サラ:

失礼ね、そうにきまってるでしょ!他に誰がいるのよ!

Sarah:

Don’t be absurd. It is, of course. Who else?

ロドリゲス:

だよね、ごめんよ、ハニー。で、予定日はいつなんだい?

Rodriguez:

Yeah, right. Sorry, honey. When are you expecting the baby?

サラ:

11月下旬よ。今はちょうど2ヶ月目

Sarah:

In the end of November. I’m 2 months pregnant.

ロドリゲス:

(ということは、あの時の…むふふ)

Rodriguez:

(It means that night’s…..wow)

サラ:

何ニヤニヤしてるの?よだれがたれてるわよ

Sarah:

What are you chuckling about? You’re drooling.

ロドリゲス:

いや、なんでもないよ。(じゅる…)それにしても【君はすごいよ!】

Rodriguez:

No, no, nothing. (wiping it up). Anyway,【you’re…super!】

サラ:

(フフ…ほんとバカな人。何も気づいてないのね)

Sarah:

(Oh…don’t be so stupid. You haven’t realized anything.)

absurd: ばかばかしい、おかしな(= stupid)

Don’t be absurd. は『ばかなこと言わないで!』と、ちょっと憤慨の決まり文句

be expecting: 赤ちゃんを産む予定である

* 常に現在進行形です

XX months pregnant: 妊娠~ヶ月です

chuckle: クックッと笑う、含み笑いをする

drool: よだれを流す

Super!: 感動して放つ一声 ⇒ 『すごい!』また形容詞の前に置くと、今どきの

『超なんとか~』の意に。

(例)I’m super tired.(チョー疲れた)

ただし、かなりくだけた表現なので、使いすぎには要注意!

次回予告

自分の子かどうか確かめるすべのない男とは、なんと悲しい生き物よ…。心も体もず たぼろな彼の長い夜はまだまだ続くのであった…。次回の新展開に乞う期待!!

decorations_tinsel_balls_twig-Christmas_Holiday_Wallpaper_medium

 ジュミック今井(翻訳)

都内で英会話スクールを運営するかたわら、メルマガ『英語がぺらぺらになりたい!』を発行、英単語やフレーズを絵として覚える「イメトレ暗記」が好評を博している。アルファベットと音のルールを1冊にまとめた『フォニックス<発音>トレーニングBOOK』ほか、語学書も多数執筆。