Bob Marley 『Stir It Up』

rock_title1

Rock好きの皆様、こんにちは!英会話講師のイワサキです!このコーナーでは洋楽の名曲(たまには迷曲)から歌詞を抜き出して出題するゼ!

Bob Marley 『Stir It Up』
今週はレゲエの神様、ボブ・マーリーの名曲から出題だ!曲のようにリラックスしながら翻訳にチャレンジしてくれ!

【問題1】(再生時間 0:50~)
「It’s been a long, long time / Since I got you on my mind.」

【問題2】(再生時間 1:50~)
「I’ll satisfy your heart’s desire」

【問題3】(再生時間 2:36~)
「Quench me when I’m thirsty」

以上の3問だ!!

曲のアレンジとボブの歌いまわしで聴き取り難くなっている。これも、リスニングの練習と思ってじっくり聴いてみてくれ。繰り返えしていくうちに少しずつ聞き取れるようになってくるはずだ!

rock_title2

みんな、どうだい?自分なりの翻訳ができたかな?
回答はこうだ!

【問題1】
「It’s been a long, long time / Since I got you on my mind.」
「もう随分たつよ 君の事を想い始めて」

It’s been a long time. = 長い時間が経過しました
これは「現在完了」とか言われる、英語嫌いを大量生産したヤツだ!
“It’s”は It has で has が省略されている、ここは文法として考えるのではなく分解して訳してみるとニュアンスが掴めるんだ。
・It has それは「持っています」
・been a long time. 長い時間ということ
この2つの文から「長い時間が経過しました」→「もう随分たつよ」と訳すんだ。
「英語を発明した人が、なぜ have という動詞を使って現在完了の時制を表現することにしたのか?」と考えれば、現在完了と言うものが見えてくるゼ!!

【問題2】
「I’ll satisfy your heart’s desire」
「俺がお前のハートの欲望を満たしてやるぜ」

satisfy = 「満足させる」 という動詞だ。
英語には「~させる」という動詞が結構あって、これは日本人がわかりにくい所だが、うまく使えるようになると便利だぞ!例えば、
☆surprise:驚かせる
☆excite:興奮させる
☆please:喜ばせる
なんかがよく使われるぞ!!
“You surprised me!” ビックリしちゃうわ!(あなたが私を驚かせた)
“You excite me!” 興奮しちゃうわ!(あなたが私を興奮させる)
“Are you trying to please me?” あなた、私を喜ばせようとしてるの?(あなたが私を喜ばせる)

【問題3】
「Quench me when I’m thirsty」
「僕が渇いているときは、癒してくれよ」

☆quench:火を消す、癒す
これは2/22号の説明と同じように、命令文ってやつだ!
命令文とは、何だったっけ? 命令してるのか? 違うぞ!!
【動詞から始まる文章は、言う側の「~してくれ!」という意志が強い】意味だ。

ボブ・マーリが音楽シーンに登場したことによって、レゲエがロックに大きな影響を与えていく。
エリック・クラプトンが「I Shot The Sheriff」をカバーしたり、スティングが所属していたバンド、ポリスは大胆にレゲエ要素を取り入れ、スターダムにのし上がったんだ。

それじゃ、今日も50回発音してみよう!突然、ジャマイカンに話しかけられたと思って、真剣に50回言ってみてくれ!実際に言えば自然に英語が出てくるようになるゼ!

元シルクドソレイユ通訳の英会話講師がロックの名曲を使って英語を解説!
Rock English★ロックで英会話』毎週好評配信中!
ご登録はコチラから!

iwasakiTatsuya Iwasaki
岩崎 達矢

英会話講師
中学生の時にロックに目覚め洋楽と出会う。高校時代、英会話が出来ないままアメリカ・サウスダコタへ留学し英語を学ぶ。日本に戻りシルク・ドゥ・ソレイユの通訳として日本ツアーに同行。現在はプライベートレッスンを中心に英会話講師として活躍。