Radiohead 『Creep』

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Rock好きの皆様、こんにちは!英会話講師のイワサキです!このコーナーでは洋楽の名曲(たまには迷曲)から歌詞を抜き出して出題するゼ!

Radiohead 『Creep』
今週は バンド Radiohead の出世曲(問題作?)から出題だ!

【問題1】(再生時間 0:29~)
「You’re just like an angel」

【問題2】(再生時間 0:50~)
「I wish I was special」

【問題3】(再生時間 1:21~)
「I don’t care if it hurts」

以上の3問だ!!

2問目は中学生時代に仮定法と呼ばれた憎いヤツだ。苦い思い出かもしれないが、頑張って翻訳してみてくれ!

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みんな、どうだい?自分なりの翻訳ができたかな?
それでは今週の回答といこう!

【問題1】
「You’re just like an angel」
「君はまるで天使だ」

like = 好きである、という動詞の意味がメジャーだが、もう一つあるぞ!それが「~に似ている、~のようだ」という意味だ!これは形容詞でもあり前置詞でもあるので、今回みたいに Be 動詞と一緒に使われてたら、この意味になると思えばOK!
I like you. 「私はあなたが好きです」
I’m like you. 「私はあなたに似ている」
ということになる。ここでは just が入ることで、「まさに、ピッタシ天使です」という感じが出ている。ナシでも意味は通じるが、あった方が、アツいよね!

【問題2】
「I wish I was special」
「僕が特別だったらな…」

出ました「仮定法」!今週のポイントだ!
I wish =「僕は望む」だ。何故これが「僕が特別だったらな…」になるのか?
I was special.「僕は以前、特別でした」つまり「今は違う」ってことだ。
今は違うけど、私は昔、特別でした。そう妄想してみてくれ。そう妄想しながら”I was special.”と50回ほど言ってみよう。
そして、そのイメージを望んで(I wish)みよう。「僕が特別だったらな…」になるでしょ。

I was special. が、「過去形」つまり「今は特別じゃない」というイメージの展開がポイントなんだ。「今は特別じゃない」そうではないから、そうであることを望む。

中学で習った”I wish I were a bird.”を覚えてるかな?こんな文じゃ思春期の学生には響かないよな!文科省のエライ人!こっちの”I wish I was special.”を強くおすすめするゼ!

【問題3】
「I don’t care if it hurts」
「傷ついてもかまわない」

おぉっと!実はこれも仮定法だゼ。しかも if が入ってるから「もし」の意味が加わって、わかりやすい。
(I don’t care. 「僕は気にしません」)と( if it hurts.「もしそれが傷つけても」)の文章で分けて考えてやれば、イメージしやすいだろ。訳す作業は頭を柔らかくしてイメージ膨らませてやることが大切だ!義務教育の直訳方式とは決別しよう!

今回の出題曲のタイトル名”creep”を辞書で調べると「徐行・腹ばう」となっている。だが、ネイティブが実際に使っているのはスラングにあたる「不気味な奴・嫌なヤツ」だ。もちろん映画やドラマでも出てくる単語だから覚えておいて損はないだろう。
それじゃ、今週も50回発音してみよう!英会話ができるようになるためには時間をかけて発音することが一番!本気で積み重ねると英語が出てくるようになるゼ!

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iwasakiTatsuya Iwasaki
岩崎 達矢

英会話講師
中学生の時にロックに目覚め洋楽と出会う。高校時代、英会話が出来ないままアメリカ・サウスダコタへ留学し英語を学ぶ。日本に戻りシルク・ドゥ・ソレイユの通訳として日本ツアーに同行。現在はプライベートレッスンを中心に英会話講師として活躍。