Vol.2パワーランチを制するものは商談を制す!?日本人の苦手な「社交の英語」

みなさん、こんにちは。大阪外国語大学・准教授の杉田米行です。

大学ではアメリカ講座を担当し、アメリカの外交政策を研究しています。英文ビジネスEメ-ルや、MBAプログラムについての書籍も出版しており、経営やビジネスにも強い関心をもっています。

今回は、ビジネス上、必要不可欠とされる「社交の英語」について、みなさんと勉強してみたいと思います。

というのも先日、某外資系企業の人事担当者とお話しする機会があったのですが、とかく日本人の「社交ベタ」について嘆いていらっしゃいました。

いわく、交渉時の英語よりも、その前後にあるランチやコーヒーブレークの際の社交英語が苦手な方が多いとのこと。

仕事一辺倒の日本人には、何とも耳が痛い話です。

そこで今回は、某外資系企業で働く夏希さんのビジネスランチを例に、ランチのスマートな頼み方から、ジョークの言い方、避けたほうが良い言動などを紹介していきたいと思います。

それでは、早速、見ていきましょう。

(1)“アメリカ流”接待とは

「力の入った」昼食や朝食?パワーランチって何だ!?

英語にはpower-lunchやpower-breakfastという言い回しがあります。これは商談をしながらいただく昼食や朝食のことです。アメリカではよく使われる言い回しで、いわばアメリカ流の接待と言えます。

Bob:
Are you busy tomorrow, Natsuki?
Natsuki:
The only thing in my diary is a power-lunch with Richard Jensen at noon.
ボブ:
夏希さん、明日はお忙しいですか。
夏希:
正午にリチャード・ジェンセン氏とパワーランチの予定が入っているだけです。

アメリカでは夕食接待は少なく、ランチ接待による社交会話と、それが終了してからの本格的交渉というのが多いようです。

 
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杉田米行(すぎた・よねゆき)先生プロフィール

1962年大阪生まれ。ウィスコンシン大学マディソン校歴史学科修了(Ph.D.)。
現在、大阪外国語大学アメリカ講座准教授。専門はアメリカ研究と日本医療制度史。道楽(=研究)以外の楽しみは家族5人での団欒。最新の著書は、Mark E. Caprio and Yoneyuki Sugita, eds., _Democracy in Occupied Japan: The U.S. Occupation and Japanese Politics and Society_ (Routledge, 2007)

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