外資系デビュー1日目から役に立つ!意外と知らない「英語の呼称」4

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(4) 呼び捨てOKと言われた場合

それでも敬称は必要!? Call me Julia と言われたら…

日本語にはあまりない習慣ですが、会話では親近感を込めて相手のファーストネームをよく呼びますので、こちらも真似をしましょう。

Julia:
Hello.My name is Julia Thomas.
Sugita:
I am Yone Sugita.
Julia:
Wonderful to meet you, Yone.
Sugita:
It is nice to meet you, Ms. Thomas.
Julia:
Oh, please call me Julia, Yone.
Sugita:
OK, Julia.
ジュリア:
こんにちは。私の名前はジュリア・トーマスです。
杉田:
杉田ヨネです。
ジュリア:
ヨネさん、お目にかかれてうれしいです。
杉田:
トーマスさん、こちらこそ光栄です。
ジュリア:
ジュリアとお呼びください。
杉田:
わかりました。ジュリアさん。

相手から「~と呼んでください」と言われたら、素直にそのようにするのが礼儀です。その場合、ファーストネームの前に Ms. や Mr. などの敬称はつけません。敬称はラーストネームの前にだけつけます。
では、敬称+ファーストネームという使い方は全くないのでしょうか?
実はかつて、米国で、奴隷や召使いがそのように主人の家族を呼んだようです。しかし、現在では誤用となり、英語力が低いか、からかっていると誤解されますので、使わない方がよいようです。


さて、今回の特集はいかがでしたか?「呼称」はビジネスの人間関係における潤滑油です。ほんの少しの知識があれば、よりなめらかな人間関係を築くことができるのですが…。そのほんの少しの知識を身につけているか否かで、将来 大きな差が開きますよ!

特集2:パワーランチを制するものは商談を制す!?>>

杉田米行(すぎた・よねゆき)先生プロフィール

1962年大阪生まれ。ウィスコンシン大学マディソン校歴史学科修了(Ph.D.)。
現在、大阪外国語大学アメリカ講座准教授。専門はアメリカ研究と日本医療制度史。道楽(=研究)以外の楽しみは家族5人での団欒。最新の著書は、杉田米行編著『アメリカ〈帝国〉の失われた覇権』(三和書籍、2007年)。

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