Rock好きの皆様、こんにちは!英会話講師のイワサキです!このコーナーでは洋楽の名曲(たまには迷曲)から歌詞を抜き出して出題するゼ!
Aerosmith 『I Don’t Want To Miss A Thing』
エアロスミスファンのみなさまお待たせしました!今週の問題は1998年の大ヒット映画「アルマゲドン」から出題だ!
【問題1】(再生時間 0:32~)
「I could stay awake just to hear you breathing」
【問題2】(再生時間 1:16~)
「I don’t want to fall a sleep」
【問題3】(再生時間 1:50~)
「I’m wondering what you’re dreaming」
以上の3問だ!!
ヒントを言うが1問目は過去形ではなく仮定法と言われるヤツだ!と文法を気にし過ぎると堅い文章になるから、思い切って翻訳してくれ!回答編で待ってるゼ!
みんな、どうだい?自分なりの翻訳ができたかな?
それでは今週の回答といこう!
【問題1】
「I could stay awake just to hear you breathing」
「君の寝息を聞くために いつまでも起きていられるよ」
なんつースイートな歌詞!!これは“could = 過去形”の形ではないことに注目!いわゆる、仮定法とか言われてるヤツだ。
状況を考えてもらえればわかりやすい。今、実際に「君の寝息を聞いている」わけではない。そういう状況がもしあれば、俺は「起きていることができる」、という内容なわけだ。
「じゃあ、I can stay awake just hear you breathing.と何が違うの?」という疑問がスルドい読者にはあると思う。実は英語には、そもそも「過去形=今とは切り離されている⇒「遠いこと」という感覚」がある。だから、could(can の過去形)を使うことで、「今まさにそういう状況が起きそうだ、というわけではなく、遠くに切り離された妄想・仮定なんだけど」というニュアンスがあるんだ!!
これ以上は長くなるのでまたの機会だが、上の解説を何度も読んでもらいたい。そして、何度もいろいろな文章で試してみれば、必ずこの感覚は掴めるぞ!!!
【問題2】
「I don’t want to fall a sleep」
「眠ってしまいたくない」
定番、want to の否定形だ!これこそ500回くらい、I don’t want to の後に色々な文章を入れてつぶやいてれば、英語が話せるようになるフレーズの定番だ!
【問題3】
「I’m wondering what you’re dreaming」
「キミはいったいどんな夢を見ているんだろうなあ」
I’m wondering ~は「私は~についていろいろ思いをはせている」という感覚。日本語訳としては、「(~は)どうなんだろうなあ」または「(~について)いろいろ考えちゃう」って感じ。
what you’re dreaming は、You are dreaming A. 「あなたはAを夢見ている」の A が不明なので、what にしちゃう。
↓
You are dreaming what.
んで、what は頭に出てくる。
↓
what you’re dreaming. 「あなたは夢見ているそれ」
これが学生時代にオレ達を苦しめた「関係代名詞」といわれるヤツだ!どうだい、イメージや感覚がつかめるとわかりやすいだろ!
この映画『アルマゲドン』はヒロインのリヴ・タイラーがエアロスミスのスティーヴン・タイラーの実の娘で「新しい形の親子共演」としても話題になった。ちなみに、2人の初競演は1993年のエアロスミスのPV『Crazy』。若くてキュートだゼ!
さぁ、今日も50回発音してみよう!突然、リブ・タイラーに誘われても対応できるように発音するんだ!そうすると自然に英語が出てくるようになるゼ!
元シルクドソレイユ通訳の英会話講師がロックの名曲を使って英語を解説!
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Tatsuya Iwasaki
岩崎 達矢
英会話講師
中学生の時にロックに目覚め洋楽と出会う。高校時代、英会話が出来ないままアメリカ・サウスダコタへ留学し英語を学ぶ。日本に戻りシルク・ドゥ・ソレイユの通訳として日本ツアーに同行。現在はプライベートレッスンを中心に英会話講師として活躍。