知らないとソンをする!初心者が絶対に覚えておくべきTOEICのコツ4

(4) 確認すべきは問題形式と時間配分

この順番で問題を解くのが、TOEIC高得点への近道です!

さて、最後に、TOEIC全体の構成を確認しておきましょう。

問題の形式は、リスニング100問(45分)、リーディング100問(75分)。
リーディングの内訳は、
- 文法力、語彙を問う短文穴埋め問題(40問)
- 長文穴埋め問題(12問)
- 長文読解(48問)

単純に問題数を制限時間で割っても分かるように、平均1問を1分で解答したとしても全然追いつきません。じっくり考えている時間はないのです。

リーディングパートでは、時間配分を考えるのと同時に、解答の順番も重要になります。

一般的にはページの順序どおり、語彙・文法をさっさと終わらせて、Part7の長文読解問題は最後に時間いっぱい取り組むのが妥当です。ただ、読解問題の中での順番は考えたいところ。

例えば、Part7では、single passage / double passage という2つのタイプの読解問題があります。
設問に対して文書が1つなのか、2つあるのかの違いです。

パッと見ると、情報量の多いdouble passageのほうを後回しにしたくなりますが、内容的にはこちらのほうが簡単な場合も多いので、先にうっとうしい(?)double passageを片付けてしまうのも効果的だと言えます。

さて、今回の特集はいかがでしたか?

TOEICスコアは、その人の実用的な、特にビジネスシーンにおける英語コミュニケーション能力を知るための非常に信頼性の高いデータであると一般的に認識されています。

外資系企業で働く場合はもちろんのこと、海外取引のある日本企業などでは、今は必ずと言ってよいほどTOEICスコアの提出を求められますね。

一般的に、企業が社員に求めるTOEICのスコアは500~550点以上。外資系や海外取引のある部署などでは、少なくとも700点以上は求められるのが普通です。

繰り返しになりますが、初級~中級の場合は、問題を解くスピードのコントロールが一番重要です。まずは得意なパートから見つけることから始めましょう。

今回の特集が少しでもお役に立てば幸いです。

竹中彩子(たけなかさいこ)プロフィール

外資系/国内メーカー勤務を経て、現在は通訳・翻訳などを行いながら中学・高校・英会話学校などで英語の資格対策の講師を行っている。


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