ゼリーのプール(ジェロ)
【ゼリーのプール(ジェロ)】
お母さんの何気ないひとことに、父親と息子の短絡的な想像が膨らむ?・・・
■課題文■
カッコ内の部分を聴きとって書き出してみましょう。
Son: How do you make JELL-O?
Mother: Just (Q1) water and (Q2).
Son: (Q3) friends over?
Father: Yeah, can we?
☆ JELL-O
クラフトフーズの出してるフルーツゼラチンミックス。粉末を溶かして、冷蔵庫に入れるだけ。
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◆解答と省エネ発音のポイント
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●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない。
♪♪:カジュアルな会話向け。
♪♪♪:カジュアル度高し。
Q1 mix it with ⇒ mixi’ with
☆♪♪ mix it ⇒ mixi’
2語が連結。加えて、it の語尾の破裂音[t]が消えています。まあ、あたりきりのリエゾンでゆっくり話してもらえば、もっと聞きやすいかと思います。
自分でもネイティブ音声をお手本に音読しているとこういう普通のリエゾンにも耳が敏感になります。リエゾンはゆっくり話そうが早く話そうが誰でもごく普通におきる省エネ発音です。日本人の私たちであってもつなげないで発音するほうが難しくて不自然なくらいです。
音読で自分でもつなげて発音しているうちに似たパターンの音のつながりは何も考えなくてもそのまま聞き取れるようになっていきます。
よくあるリエゾンのパターンはこちらを聞いてください↓
http://www.namaeigo.com/mini_koza10.html
(スマートフォンの場合はブラウザはFirefoxを使って下さい。)
Q2 let it sit ⇒ ledit si’
[文意] let it sit そのままで放置しておく
料理のレシピによくでてくる言い方です。
☆♪ let it ⇒ ledit
2語が連結。
let の [t]は
letit とつながって前後を母音にはさまれるので「軽く弾くD」の音。「ディ」と「リ」の中間。ビートルズの “Let it be” の発音をカタカナで「レリッビー」などと書いたりしますね。あれと同じです。
☆♪ sit ⇒ si’
語尾の破裂音[t]が消えています。
Q3 Can we have some ⇒ k’nui have s@m
[表現] have someone over 誰それを自分の家に呼ぶ
☆♪♪♪ Can we ⇒ k’nui
can は母音が完全に落ちてます。聞きにくい文頭の典型。以下の文頭でもcan が強く省エネされるとこんなふうになります。
Can I ⇒ k’nai
Can you ⇒ k’nyu
Can he ⇒ k’nee (he の語頭の[h]も落ちる)
☆♪ some ⇒ s@m
母音がやや弱まってます。
◆全文と訳文(意訳)◆
<全文>
Son: How do you make JELL-O?
Mother: Just (Q1 mix it with) water and (Q2 let it sit).
Son: (Q3 Can we have some) friends over?
Father: Yeah, can we?
It’s spice-it-up food. It’s Oscar Mayer.
<訳文(意訳)>
Son: ジェロってどうやって作るの?
Mother: 水と混ぜて、しばらくそのままにしとくだけよ。
Son: 友達を何人かうちに呼んでもいい?
Father: うん、呼んでもいいかな?
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