星一徹なみの熱血お父さん(フォルクスワーゲン)

星一徹なみの熱血お父さん(フォルクスワーゲン)

cmde

【星一徹なみの熱血お父さん(フォルクスワーゲン)】
庭で親子でキャッチボール。息子に熱血指導を行う父の姿・・・

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Father: Find it?
Boy: Yeah.
Father: All right. (※1)Another one just like that.
(※2)Right in the old bucket.
Good toss.
(※3)See that’s much (※4)better. That was good.
You had your shoulder pointed and you kept your eyes
on the target. Let’s do it again.
Watch me. Just like that.
Narration: The durability of the Volkswagen Passat.
Pass down something he will be grateful for.
Father: Good arm.
Narration: That’s the power of German engineering.
Father: Back to you!

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)♪♪♪ Another one ⇒ @n@d@one
やや崩れた発音。th の音は で表記しました。ここではしばしば書いていることですが TH の音の根本を多くの人が勘違いして覚えているためこういう軽い TH の音になるとお手上げのことが多いです。
「ネイティブみたいな」発音を身に着けることはまったく必要ないですが、気をつけて発音すれば、自分でもある程度は真似して発音できないと聞いたときにも、その音だと気づきさえしません。
L と R の違いを気にするのもいいですが、文脈からいって、聞き間違えたからといって、それほど困ることはありません。(自分が発音するときは、自分なりに区別して発音すればいいです)むしろ、L や R よりももっと登場頻度の高い、さまざまな母音を聞き分けること、そして、あまりに基本的なこの TH の音の勘違いを正すことのほうが先決だと思います。
<リスニングとの関係>
<ネイティブのような発音が必要か?>

TH の音は、語頭で文頭にくると聞こえなかったり、文中ではその前の語の最後の音によって変化したり、さらにはこの音のように、一種の破裂音に近くなったり、といろいろな音に変わります。
そうした柔軟性をもてるのは、本来の音がごく軽い音だからです。日本の学校でよく教わるように「上下の歯で舌を噛んで」発音していたら決してそういう柔軟性はもてません。
<TH の音声つきの解説>

(※2)Right in the ⇒ Ridin the
☆♪ Right in ⇒ Ridin
2語が連結しています。right の語尾の T は「軽く弾く D 」になってます。「ディ」と「リ」の中間。舌先はもっと上で上の歯の付け根あたり。
<軽く弾くD についての音声付説明>

(※3)♪♪♪ See that’s ⇒ Si (d)’at
☆♪♪ that ⇒ (d)’at
これも、やや崩れた発音。省エネ発音では、長母音や2重母音が短く曖昧になることが多いです。これもその一例。

(※4)♪♪♪ better ⇒ bedder
T が「軽く弾くD」になります。アメリカ人だと、これをきちんと T の音で破裂させる人はいません。

【語句と表現】
☆durability 耐久性
☆pass down 子供、子孫に伝える
☆grateful for ~に対して感謝する

【動画部分の翻訳(意訳)】
Father: 見つかった?
Boy: うん。
Father: よし、もう一発、まさに今みたいなやつだ。
古いバケツの中に投げ込め。
いいトスだ。
ほら、今のほうがずっといいだろ。いいスローだったぞ。
肩を的に向けて、目もターゲットを見ていた。
もう一度やってみよう。
パパを見てて。こんなふうにな。
Narration: フォルクスワーゲン、パサートの耐久性。子供が感謝するようなものを、伝えてあげてください。
Father: いい腕してるぞ。
Narration: ドイツのエンジニアリングのパワーです。
Father: 投げ返すぞ!

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
テレビCMで英語の省エネ「タメグチ」発音攻略!』毎週好評配信中!
ご登録はコチラから!