サンタなんかに負けない!(ベスト・バイ)

サンタなんかに負けない!(ベスト・バイ)

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【サンタなんかに負けない!(ベスト・バイ)】
2011年のベスト・バイの面白いCMです。サンタ・クロースに対抗心を燃やしたお母さんの話・・・

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Woman: I can not believe how many great gifts you have for under a hundred dollars.
[When a*] Kindle, this Nikon…

Store clerk: Santa better watch out, huh?

Woman: Awww…Guess I didn’t leave any room for you.
It’s awkward. Maybe you could fill his.
Good night!

Narration: Hundreds of gifts under a hundred dollars, and thousands more online, at Best Buy.

* [When a*]の部分ですが、かなり聞き取り難くいです。会話の内容から”When a”と分析しております。「Kindleや、このニコンが…、(100ドル以下だなんて状況だとサンタも冷や汗ね)」と分析。

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1)for under ⇒ ferunder
☆♪♪♪ for ⇒ fer
for の強めの省エネ。

(※2)Guess I didn’t leave ⇒ Guessai d’(d)n’ leave
☆♪♪  Guess I ⇒ Gueesai
主語の I を省略して動詞で始まっているので聞き取りにくくなっています。
省エネとしては、2語が連結してる点のみ。
Guessの立ち上がりが、もやーっとしてますが、文頭は、固有名詞でない限りは破裂音(この場合 G)で始まっても、きちんと破裂させず もやもや曖昧なことが多いです。

☆♪♪♪  didn’t ⇒ d’(d)n’=ディn
2番目の D の音は破裂させずに鼻に抜く、独特な音です。
[dn]と音が続くと起きがちな省エネ。(有声音か無声音の違い以外では、[ d ]と全く同じ[ t ]でも起きます。過去分詞によくある。written, forgottenなどの -tten [tn] の部分)否定の助動詞で、よく登場します。
couldn’t ⇒ クウn
wouldn’t ⇒ ウウn
shouldn’t ⇒ シュウn
このdidn’t は、ごくごく軽い発音なので鼻に抜けた音もほとんど聞こえません。diの部分の母音も極めて弱いです。
(※音声つきの詳しい説明はこちら

【語句と表現】
☆ “Santa better watch out”
本来は had better +動詞 ですがhad を he’d のように短縮したりこの人のように省略してしまうことが多いです。

【動画部分の翻訳(意訳)】
Woman: 100ドル以下で買えるギフトがこんなにたくさんあるなんて、信じられないわ。キンドルにニコンがさぁ…

Store clerk: サンタも気をつけないと負けるわよってところ?

Woman: あらあ~。あなたがプレゼントを入れる隙間、残してあげなかったみたいね。
ブザマじゃないの。彼の(ストッキング)、詰めてあげたら。 おやすみぃ!

Narration: 100ドル以下のギフトがたくさん。オンラインに行けば、さらにもっとたくさんあるよ。
ベスト・バイ。

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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