魔法のアプリ(バドライト)

魔法のアプリ(バドライト)

cmde

【魔法のアプリ(バドライト)】
街の夜景の素敵なバルコニーでのパーティ。
ところが・・・

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Man 1: Hey, Dave. We’re out of(※1) Bud Light.

Man 2: Oh…good thing(※2) I just downloaded this app.

Man 1: Here we go.

Narration:Narration:It’s the sure sign of a good time.The just right taste of Bud Light. Here we go.

Woman: Nice app(※3).

Man 3: I got to get a new phone(※4).

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない
♪♪:カジュアルな会話向け
♪♪♪:カジュアル度高し

(※1) ♪ We’re out of ⇒ Wir oud@v
We’re は、軽く短め。out of は、2語が連結。out の t が、少しだけ「軽く弾くD」になりかかっている。どれもごく軽い省エネ。
数回聞いてわからなかった場合、答えを見てから聞き直せば、他に聞こえようがない、そういうセリフかも。

(※2)good thing ⇒ goo’ thin’
good も thing も語尾の破裂音(d, g)が消えています。

(※3) Nice app ⇒ ナイサッ’
省エネ発音としては、ごく基本的なものが二つ。一つは2語が軽く連結していること。
もう一つはapp の語尾の破裂音 P が破裂されずに聞こえないこと。彼女の口元を見ればわかるとおり唇を合わせて、破裂させる体制にはなってますが、破裂はさせてません。
「聞こえた言葉をもとに、状況、文脈から推測」と、言ってしまえば簡単に聞こえますが・・・
特にこういうセリフは、完全なセンテンスになっていないし推測する材料自体が少ないので手ごわいことが多いです。
基本的な省エネ発音が含まれた音声を多量に聞くことも役立ちます。
基本的な省エネの一つ、「音の連結(リエゾン)」は、しないほうが、ネイティブにはかえって不自然で話しにくくなるので、いたるところで使われます。
非ネイティブが、なんでもかんでも省エネ発音を自分で使うとバランスがおかしくなって、奇妙に聞こえることもありますが、音の連結は、どんどん使っても構わないです。
(音の連結については、こちらのパターン

(※4) I got to get a new phone.⇒ I godd@ gedd@ new phone.
☆♪♪  got to⇒ godd@ = ガダ/ガラ
got to は have to と同じ意味。非常によく耳にする音なので、このまま覚えてください。
正確には have got to ですが have は省略されがち。have をきちんと言う人は I’ve godd@ と発音します。
省エネは、ふたつある T をひとまとめにして、gotto また、to の母音が「ア」に近い曖昧な母音になり gott@
さらに T の音が前後を母音にはさまれて「軽く弾くD」の音になることです。
(「軽く弾くD」については、こちらのパターン
カジュアルなスペリングで got to を gotta と書きます。本当に発音に近く表記すれば、godda ですね。
☆♪♪ get a ⇒ gedd@ = ゲダ/ゲラ
2語がつながって、getta、T が「軽く弾くD」。

【語句と表現】
●語句の意味が複数ある場合は主にこのCMで該当する意味を記します。
●リスニング課題の部分に含まれる語句は省いています。
☆ app:アプリ (applicationの略)
☆ a sure sign of~:~の明らかな証拠

【動画部分の翻訳(意訳)】
Man 1: よお、デーブ。バドライトが切れたぞ。

Man 2: そうだ…このアプリをちょうどダウンロードしといてよかった。

Man 1: そうら、行くぞ。
Narration:楽しい時間の明らかな証拠です。バドライトのまさにバッチリの味。そうら、行くぞ。

Woman: ナイスなアプリね。

Man 3: 新しい携帯買わなきゃ。

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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