ブッククラブの秘密(クラフト)

ブッククラブの秘密(クラフト)

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【ブッククラブの秘密(クラフト)】
ブッククラブ(読書会)は、アメリカ女性に人気のある活動の一つ。 忙しい中、時間をやりくりして本を読み、話合う。
それだけ聞くと、向上心があるのはいいことだなあ、と思うけど・・・

【赤い文字の部分に注意して聞き取りましょう】
Timmy: Mom calls it a(※1) book club. I call it a(※2) license to steal.
Hello, ladies.

Mother: Hi, honney.

Doris: Hey, Timmy! Please Doris, not now.
Timmy: Please Doris, not now.
Timmy: How’s “book club”? It must be hard to(※3) discuss literature with your mouth full of MY Kraft Mac & Cheese.
I’ve got a book for you. It’s called “A Mother’s Betrayal” by Timmothy J. Coulter.
It’s an autobigography.

Narration: Gooey, creamy, delicious Kraft Macaroni & Cheese. You know you love it.

【発音部分の説明】
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、あくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったもの)や曖昧母音以外の母音で非常に弱くなった母音を @ で表記します。

(※1) calls it a ⇒ callzida
3語が連結。it と a の連結では、「ida =イダ/イラ」と、T が「軽く弾くD」の音になってます。
「軽く弾くD」の、詳しい説明と音声サンプルはこちらの[パターン1]

(※2) call it a ⇒ callida
これも同じく3語が連結。it と a の連結では、「ida =イダ/イラ」と、T が「軽く弾くD」。
同じ子供が、同じ単語の組合せで同じように省エネしても、Q1の ”it a” と Q2 ”it a” で、T の「軽く弾くD」の音がわずかに違います。
そういうこともある、となんとなく覚えておいておけばいいです。

気になる人のためにもう少し説明しておくと・・・
その時の気分の加減で多少変わったりすることもあれば、その省エネの起きる前に出てきた音に影響されることもあります。
この、二つの it a のわずかな違いはどちらともいえません。
あえて言うと、calls it のほうが、calls it の連結の部分[zit]で舌先がcall it の連結[lit]の舌先の位置より下にくるので、それになんらかの影響を受けている可能性はあります。

(※3) It must be hard to ⇒ ’(t)mus’ be hard to
It must be ⇒ ’(t)mus’ be
It の母音はほとんど聞こえず、T も軽いです。でも舌先は所定位置につけてます。(上歯茎:上の歯の付け根あたり)文の出だしが、あいまいでわかりにくい典型。must も 語尾の破裂音 T がほとんど聞こえません。

【動画部分の翻訳(意訳)】
Timmy: ママは、これってブッククラブと呼んでる。僕は、泥棒する言い訳って呼んでるんだ。
やあ、みなさん。

Mother: あら、あなた。

Doris: ヘイ、ティミー!
Timmy:お願いドリス、今はよしてよ。(注:いつもは、仲がいいらしい。)

Timmy: で、その「ブッククラブ」ってやつはどう?僕のクラフトマック&チーズで口がいっぱいだと文学を語り合うのは難しいだろうね。
本(の提案)があるんだ。『母親の裏切り』っていう本で、著者はティモシー・J.・コウルターさ。
自伝だよ。

Narration: ネチャネチャ、クリーミーで美味しいクラフトのマカロニ&チーズ。大好きだってこと、あなた自身が知ってます。

matsuo

Koji Matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
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