【クールになれるパンツ(ヘインズ)】
マイケル・ジョーダンとゴルフをする、というだけで
冷や汗をかいてしまいそうですが、自信タップリな理由は・・・
■課題文■
カッコ内の部分を聴きとって書き出してみましょう。
Narration: Hanes underwear with revolutionary X-Temp Technology is (Q1) keep you cool. Let’s put it to the test.
Michael Jordan: You’re up.
Man: Oh… (Q2).
MJ: Wedge?
Man: Yeah! Next!
Narration: It speeds evaporation to help keep you cool and dry. Hanes X-Temp Technology. Because when you’re cool, you’re comfortable.
MJ: I think you got this.
Man: (Q3).
<<語句と表現>>
●語句の意味が複数ある場合は主にこのCMで該当する意味を
記します。
●リスニング課題の部分に含まれる語句は省いています。
☆ Hanes ヘインズは男女の下着やTシャツなどで有名なブランド。
☆ underwear 肌着類、下着
☆ revolutionary X-Temp Technology 「革新的な X-テンプ技術」って言われても
分かりませんねえ。
tempは temperatureのこと。どんな技術?
Hanes社の説明によると・・・
X-Temp technology adapts to temperature, environment, and activity
to keep you cool and dry for all day comfort.
☆ put it to the test
put ~ to the test で「~をテスト(実験)する・~を試す・~の真価を問う」。
☆ ”You’re up.” 「君の番」。”It’s your turn.”と同じ。
「次だよ」だと “You’re next up.”
「君は最初」ならば、”You’re first up.” となる。
☆ evaporation 蒸発
—————————-
◆解答と省エネ発音のポイント
—————————-
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない。
♪♪:カジュアルな会話向け。
♪♪♪:カジュアル度高し。
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで
記しますが、これはあくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったやつ)、
を @ で表記します。
●曖昧母音以外の母音が非常に弱い、曖昧な音になった
ものも、@で表記することがあります。
Q1 designed to respond to your body temperature to help
⇒ design’to respon’t(/d)o your body temperature to help
☆♪♪ designed to respond to ⇒ design’to respon’t(/d)o
designed の語尾の[d]の音と
to の[t]の音は、無声音か有声音かの違いだけで
同じ要領で発音する破裂音。
こういうときは、いったん前の語の語尾を発音してから、また同じ口の形の
語を発音しなおすのはメンドーなので一つにまとめます。
どう「まとめる」かというと
発音する感覚としては基本的に前の語の語尾が落ちる感じです。
落ちたところに、一瞬、音を溜めたような間(ま)があります。
designed to のほうは、design’to と表記したように
[d]の名残はありませんが、
respond to のほうは、[d]の名残もあるので
respon’t(/d)と表記しました。
ほかにも need to, deep breath,
played tennis とかが、このひとつにまとまるパターン。
前の語の最後で、口の構えを作り、
実際に破裂させるのは次の語の頭。
designed to だったら
designed の[d] で舌を所定位置(上歯茎)につけ、
破裂させずに、一瞬溜めるようにしてから T を発音します。
前の語の最後と次の語頭が
まったく同じ破裂音のときも、もちろんひとつにまとめて発音します。
一発で聞き取れるか試してみてください。
(スマートフォンの場合はブラウザはFirefoxを使って下さい。)
Q2♪♪♪ Just going to play it. ⇒ j’st gonna playi’
文頭の I’m は省略。
Just は母音はほぼ聞こえず、頭の[j]も、かなり弱いです。
こういう強い省エネの just を多用する人は結構多いです。
j’s だけになってしまう人もいます。
Q3♪♪♪ Right. ⇒ Righ’
ささやき声がネックですね。
状況と文脈、音声から判断すると
一瞬 Wait. と、まぎらわしいかも。
でも語頭の口の動きとかすかな音の組み合わせで
[r]だとわかります。
こちらの動画の英語ネイティブは
自分の[r]の発音に不安を抱いて
唇の動きを練習してる。愉快だし参考になります。
◆全文と訳文(意訳)◆
<全文>
Narration: Hanes underwear with revolutionary X-Temp Technology is
(Q1 designed to respond to your body temperature to help) keep you cool. Let’s put it to the test.
MJ: You’re up.
Man: Oh… (Q2 Just going to play it).
MJ: Wedge?
Man: Yeah! Next!
Narration: It speeds evaporation to help keep you cool and dry. Hanes X-Temp Technology. Because when you’re cool, you’re comfortable.
MJ: I think you got this.
Man: (Q3 Right).
<訳文(意訳)>
Narration: 革新的なX-テンプ技術を使ったヘインズの肌着類はあなたの体温に反応して、あなたがクールでいられるようにデザインされています。テストしてみようじゃありませんか。
MJ: 君の番だぜ。
Man: おっとお… とにかく、こいつも打つから。
MJ: ウエッジか?
Man: ああ! つぎい!
Narration: 蒸発の速度を上げて、あなた(の体)が涼しくて乾燥しているように助けます。ヘインズのX-テンプ技術(を選らんでください)。あなたが涼しいとき、あなたは心地よいのですから。
MJ: こいつはイケると思うぜ。
Man: そうさ。