■課題文■
カッコ内の部分を聴きとって書き出してみましょう。
(00″~)
Woman 1: Yeah. that’s right.
Woman 2: Uh-huh…
Man: Yeah…Hey! You know what I’d like to do?
Woman 1: What?
Man: (Q1) Xtra Freak?
Woman 1: No, (Q2)?
Woman 2: No, what is that?!
Man: That…is where you take a stack of Xtra Tangy Pringles…(Q3)…
and you think of an extra freaky thought.
Woman 1: OK…
Woman 2: OK…
Woman 1: Can you NOT look at me when you’re doing that?
Woman 2: Nooo!
<<語句と表現>>
●語句の意味が複数ある場合は主にこのCMで該当する意味を記します。
●リスニング課題の部分に含まれる語句は省いています。
☆ Xtra extraのスペリングの遊び。
この場合は「超・特上」といった意味ですね。
☆ freak
名詞の場合、たいていは「奇人・変人」の意味で使います。
ちなみに、”●●freak” だと 「●●狂い」の意味。
[例]
control freak⇒人をむやみにコントロールしたがる人
eco-freak⇒エコ○チ(リサイクルがなんたらかんたら、とやたら口うるさい人とか。)
どちらの例も、もうすぐ発売開始する
私の新教材に例文と音声付で紹介されてます。
☆ freaky 異常な・ひどく変わった・ドキドキする
☆ a stack of 大量の~
stackというのは、本だとか、お札だとかが積み重なっている様子を指します。
なので a stack of Pringlesというと
プリングルズを何枚も重ねてつまんでいるイメージです。
☆ tangy 舌にピリッとくる
—————————-
◆解答と省エネ発音のポイント
—————————-
●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。
♪:フォーマルな会話で使っても問題ない。
♪♪:カジュアルな会話向け。
♪♪♪:カジュアル度高し。
●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、
これはあくまで参考です。
●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったやつ)、を @ で表記します。
●曖昧母音以外の母音が非常に弱い、曖昧な音になったものも、
@で表記することがあります。
Q1 You guys ever heard of the ⇒ yu’guy zever’erd@v thee
■ Have you guys ever heard of~?という疑問文ですが、
頭の Have は省略しています。
こうした省略については後述。
☆♪♪you guyz ever ⇒ yu’guy zever
you は、やや短め。
guys と everは連結。
“you guys” は「君たち」のカジュアルな言い方。
guy は本来は男性ですが、相手が複数の女性の場合、
you guys と呼びかけるのは普通です。
“you ladies” とか言うと、相手が女性であることを特に意識しちゃってる感じで
カジュアルな女トモダチ達に言うと逆に距離感を感じてしまいます。
☆♪♪ever heard of thee ⇒ ever’erd@v thee
heard は、語頭の[h]が弱い。
なので ever の語尾の er とheard の eard が軽く連結。
ever’erd といったカタマリに聞こえます。
heard と of も連結。
the は次に Xtra と母音で始まる語がくるので
「ザ」でなく「ズィ」の音。かな書きだと th が表記できませんが
発音は気をつけてください。
英語表記は thee としましたが、ごくごく軽く、短い音です。
聞き取れなくても気にすることはないです。
■ カジュアル英語では文頭をバッサリ省いてしまうことがよくあります。
学校では、「英語は主語がいつも明確」と教わりますが
英語話者だって、省いて済ませられるものは
主語でも文の冒頭でも、どんどん省きます。
といっても、省くときのそれなりのパターンはあります。
また、日本語だと主語や文頭の省略はどんな場面で行なっても奇妙ではありませんが、
英語でやると、かなりカジュアルな口調になります。
で、この Have you guys ever heard of~?
というセンテンスの文頭だと、さらに省いて
Ever heard of~?
というところまで省略可能です。
現在完了形のパターンだと、たとえば以下のようなのもあります。
I have never been there.
⇒ Never been there. そこに行ったことはない。
I have seen them once.
⇒ Seen them once. 一度かれらを見かけたことがある。
I have been there, done that.
⇒ Been there, done that.
直訳:そこは行ったことがあるし、それも経験済み。
意訳:私も経験済みさ。もういいってば。(興味のないことをあらわす。)
How have you been?
⇒ How you been? 調子はどうだった?どうしてる?
Q2♪what is it? ⇒ Whadizi’?
What と is を連結。
What の語尾の[t]が前後を母音にはさまれて「軽く弾くD」に。
「ディ」と「リ」の中間のような音。
でも、舌先は「ディ」や「リ」よりもずっと上。
上の歯の付け根あたりです。
「軽く弾くD」の音声付説明はこちら
(スマートフォンの場合、はブラウザはFirefoxを使って下さい。)
Q3 put them in your mouth ⇒ pud’em in your mouth
☆♪♪put them ⇒ pud’em
them の[th]は落ち、put と em が連結。
put の語尾の[t]は、putem と母音にはさまれて「軽く弾くD」になります。
「デ」と「レ」の中間のような音。
でも、舌先は「デ」や「レ」よりもずっと上。
上の歯の付け根あたりです。
Get ‘em.
Hit ‘em.
Meet ‘em.
・・・等々、同じパターンにいろいろ気づくかもしれません。
ところで、上のどれも聞きようによっては、
また話す人の発音や口調によっては、
Put him. Get him. Hit him. Meet him….と
区別がつかなくなります。
him は語頭の[h]が弱くなるか消えるかしがち。
him も them も、それぞれ単独に発音すれば
母音の部分の違いは明らかですが
Put ‘em. Put ‘im. と文中で省エネして発音すると
区別はどんどんと難しくなり文脈で判断することになります。
◆全文と訳文(意訳)◆
<全文>
(00″~)
Woman 1: Yeah. that’s right.
Woman 2: Uh-huh…
Man: Yeah…Hey! You know what I’d like to do?
Woman 1: What?
Man: (Q1You guys ever heard of the) Xtra Freak?
Woman 1: No, (Q2what is it)?
Woman 2: No, what is that?!
Man: That…is where you take a stack of
Xtra Tangy Pringles…(Q3put them in your mouth)…
and you think of an extra freaky thought.
Woman 1: OK…
Woman 2: OK…
Woman 1: Can you NOT look at me when you’re doing that?
Woman 2: Nooo!
<訳文(意訳)>
(00″~)
Woman 1: うん、そうよ。
Woman 2: そうよね。
Man: うん・・・お、そうだ!僕が何したいかわかる?(→面白い遊びしようぜ。)
Woman 1: なによ?
Man: エキストラ・フリークって聞いたことある?
Woman 1: ないわ、何よそれ?
Woman 2: ないわよ~、なんなのよ、それ?
Man: それはだねえ…エキストラ・タンギー味のプリングルズを
どさっと手にとって…口に入れて…
とっても異常でドキドキすることを考えるんだ。
Woman 1: なるほどお~
Woman 2: そうなんだあ。
Woman 1: それやってる時に、私の顔を見るのやめてくんない?
Woman 2: や、やだあ!