映画『レインメーカー』からの出題
ドラマ/法廷1997年/アメリカフランシス・フォード・コッポラ(Francis Ford Coppola)マット・デイモン(Matt Damon)、クレア・デインズ(Claire Danes)、ダニー・デヴィート(Danny DeVito)、ジョン・ヴォイト(Jon Voight) ほか
ロースクールを卒業したルーディ・ベイラーは、理想に燃え、正義感の強い弁護士を志すものの、悪徳弁護士ブルーザー・ストーンの事務所に就職。待ち受けていた現実社会は、立場の弱い依頼人であふれかえっていた。正義とは何なのか、ルーディは疑問を抱きはじめる…。
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雨のごとく金を降らせてくれる一流の弁護士
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英語の「maker」は、カタカナ語の「メーカー」より広い意味です。
maker= make(作る)+ -er(~するヒト・モノ) 何かを作るヒト(製作者 etc.)
troublemaker(トラブルメーカー)⇒厄介なヤツ何かを作る会社(製作会社 etc.)
drugmaker(ドラッグメーカー)⇒製薬会社何かを作る道具(製造機 etc.)
pacemaker(ペースメーカー)⇒脈拍調整器などなど。
「rainmaker=レインメーカー」の文字どおりの意味は、降っていない「雨」を「作る人」、すなわち「無理やり雨を降らす人」。
200年以上前に、ネイティブアメリカンの「雨ごい師」を、英語で「rainmaker」と呼んだのが起源らしいです。現代では、「雨のごとく金を降らせてくれる一流の弁護士」と、比ゆ的な俗語として使われるそうです。腕がいいから一流なのか、コネがあるから一流なのか?それは映画を見てのお楽しみ♪
ちなみに、1956年の同タイトル映画『The Rainmaker』は、ひでり続きの農場の娘と、100ドルで雨を降らせる流れ者とのロマンス。邦題は文字どおり『雨を降らす男』でした!
- 「~maker」を日常でつかってみよう!
- ※PCソフト売り場にて。
A:What’s this “Movie Maker” software for?
B:You can create a high-quality movie with it.
Literally, it makes you feel like a moviemaker.A:このムービーメーカーというソフトは、何をするものなんですか?
B:高品質なムービーが作成できます。
文字どおりムービーメーカー(映画製作者)の気分になれますよ。
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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