映画『知りすぎていた男』からの出題
サスペンス/スリラー1956年/アメリカアルフレッド・ヒッチコック(Alfred Hitchcock)ジェームズ・スチュワート(James Stewart)、ドリス・デイ(Doris Day) ほか
ベンは家族をつれて、モロッコに来ていた。そこでたまたま、あるフランス人男性の死に立ち会い、某国の要人暗殺をめぐる陰謀を知らされる。やがて、口封じのため息子が誘拐され、ベンと妻ジョーは、暗殺者のひそむ場所へと乗りこむが……。主題歌『ケ・セラ・セラ』でアカデミー賞受賞!
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The Man Who Knew Too Much
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「とっても~」と程度を強調するための単語3兄弟
「very/so/too」を比較してみましょう。very:程度が上
Thank you very much.=たいへん感謝しています。so:程度をイメージ
Thank you so much.=こんなにも感謝しています。too:程度が過ぎる
I cannot thank you too much.=感謝しきれないほど深く感謝しております。では、中学校で習った(はずの)「トゥートゥー構文」を覚えていますか?
「too ~ to …」=「~すぎて…できない」
例:too difficult to remember 難しすぎて覚えられない
会話では、後半のトゥー(to …)=「…できない」が省略されやすく、
その結果、前半のトゥー(too ~)だけで
「~すぎて、暗に何かができない」ことを示します。
日本語で「~すぎる」と言っても、できないことを暗示していますよね。このサスペンス映画では、主人公がたくさん知りすぎて、
安心していられなくなったことを意味します。これとは逆パターンの映画タイトルもあります。
ビル・マーレイ主演
『知らなすぎた男(The Man Who Knew Too Little)』(1998年)こちらは、主人公が陰謀について知らなすぎて、身の安全が保証できません!
というコメディです。
- 「too ~」を日常でつかってみよう!
- ショッピングにて
A:How about this one?
B:It’s too big . Please show me another one.A:こちらはいかがですか?
B:大きすぎますね。別のを見せてください。
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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