映画『007/カジノ・ロワイヤル』からの出題
アクション/ミステリー/スパイ1967年/イギリスジョン・ヒューストン(John Huston) ほかピーター・セラーズ(Peter Sellers)、デヴィッド・ニーヴン(David Niven)、デボラ・カー(Deborah Kerr)、ウィリアム・ホールデン(William Holden)、ウディ・アレン(Woody Allen)、オーソン・ウェルズ(Orson Welles) ほか
国際陰謀団スメルシュの手によって、世界各国で英米のスパイが次々と消されていく。「007」のコードネームを後輩に譲って隠居していたジェームズ・ボンドは、英国秘密情報部の主任Mの説得により、スメルシュ打倒を任された。彼が指揮したトンデモない作戦とは…?原作はボンドシリーズの第1作目。本家の映画シリーズとは別物のパロディ作品。アカデミー賞1部門ノミネート
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Casino Royale
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どうですか?タイトル『CASINO ROYALE』の中には、アルファベットの「O」が2つ入っていますね。「ダブルオウ(double-O)」です。
「あ、ズルい、ゼロとちゃうやん」とツッコミモードの方、ダニエル・クレイグ版(2006年)のポスターをご覧ください。2つのオウを強調したデザインのタイトルに「7」をぶらさげて、「OO7」を表現しています!
ところで、英語では「007」を「ゼロゼロセブン」ではなく、アルファベットの”O”が2つという意味で、「ダブルオウ」と読みます。理由は、発音しやすい&聞き取りやすいから。電話番号などを口で言うとき、数字のゼロは「オウ」と読む方が多いんです。
00 = ダブルオウ
000 = トリプルオウ
また、○百、○千…のように、位どりをして言うこともあります。
700 = seven hundred
7000 = seven thousand
ちなみに、007シリーズの「ダブルオウ」は、「OO課」という部署の諜報員に与えられる「殺人許可証」を意味するコードで、後ろに連番がふられます。ボンドは欠番だった「007」をコードネームとして与えられました。よく台詞に登場する「008」は、ボンドより優れた能力の持ち主らしいですよ。
- 「Double-O」の読み方を日常でつかってみよう!
- おや、間違い電話でしょうか?
A:What number did you dial?
B:One, two, three, four. Five, six, double-O.
A:I’m afraid you have the wrong number.A:何番へお掛けでしょうか?
B:1234-5600。
A:申し訳ございませんが、お掛け間違いのようです。※番号の後半は「Five, six hundred」でも可。
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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