映画『ミッション:インポッシブル』からの出題
アクション/サスペンス
1996年/アメリカ
ブライアン・デ・パルマ(Brian De Palma)
トム・クルーズ(Tom Cruise)、ジョン・ヴォイト(Jon Voight)、エマニュエル・ベアール(Emmanuelle Beart) ほか
懐かしの人気TVドラマシリーズ『スパイ大作戦』の映画化。スパイ組織IMFの東欧作戦が失敗し、主人公イーサン・ハントは仲間を何人も失う。実は、組織内の裏切者を見つけ出すための作戦だったことが判明。自分に疑いがかけられていることを知ったイーサンは、新たなメンバーを加えて、CIA本部へ潜り込もうとするが…。
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この任務=不可能
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ツタ哉くんの言うとおり、ふつうは「impossible mission」=「不可能な任務」です。
ところが、このタイトルは「 : 」を利用しています。
「:(コロン)」はイコールの意味で、「年齢:25歳」などと同じ働き。ここでは、政府機関が手に負えないと判明した任務の指令書に、
“MISSION: IMPOSSIBLE”
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“当該ミッション:実行不可能”という赤いハンコを、ドンッと押した印象のタイトル英語です。
「お蔵入りケース」や「Xファイル」として分類されているような雰囲気ですね。ちなみに、映画の続編タイトルにあるシリーズ番号は、
「ミッション:不可能 その2」「ミッション:不可能 その3」というふうに読めますよ。
- 「Mission: Impossible」を日常で使ってみると…
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I can’t do all those things by myself! That’s what you call “Mission: Impossible”!
それ全部、自分ひとりじゃ、できないって!“ミッション:インポッシブル”だっつーの!
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ふくみっつぁんのプロフィール
1971年、兵庫県生まれ。特許翻訳者。 英語講師、日本語学校の海外営業、霞ヶ関の特許翻訳専門会社勤務を経て、現職。 メルマガ『日刊タイトル英語』を発行、 ホームページ『タイトル英語』を運営。 英語のおもしろさを読者と分かちあう。英検1級。TOEIC955点。 たまにシンガーソングライター&イラストレーター。
著書『翻訳者はウソをつく!』(青春出版社)好評発売中!
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