今日の表現:要点はわかったと思う
今日は「だいたいわかったよ」「コツはわかったよ」と伝えられる便利なフレーズをご紹介。先日、「イチを聞けば10理解できる人」と「100伝えて10理解されれば御の字」と信じている人との組み合わせの打ち合わせに同席したのですが、当人以外にはコメディショーとなっていました。
問題:
次の日本語を英語にしてください。
ヒント:
模範解答:
答えを見る
■状況
あなたはレストランで仕事を始めたばかりです。
同僚が、顧客のオーダーをコンピューターに入力する方法を教えてくれています。
理解できたか質問されたので、だいたいのことはわかったあなたは、こんなふうに返事をします。
I think I get the gist.
要点はわかったと思う。
■解説
I think (clause)
口語では、自分が考えているアイディアなどを発言する前に、I think ~ を使えます。
ライティングやフォーマルな場面などで慎重に会話をしている時には、
“I think that ~” と、that を省かずに表現しましょう。
・get the gist (of something)
something の要点を理解した、という意味で使えます。
例)
A: Do you understand?
わかった?
B: Yeah, I get the gist.
うん、要点はつかんだよ。
“get the gist” するのは、他にも下記のような例があります。
the idea of a T.V. show 番組の要旨
how to play a game ゲームの遊び方
how to do a task at work 職場での、作業のこなし方
くくりの大きな話題について(「数学」とか「心理学」とか、要点と言われてもピンとこないほど広い内容を含む話題)には、
“gets the gist” は使いません。
説明をした相手がわかった話題を表現したい時には、”of ~” を続けます。
例)
He got the gist of how to do it with just a couple of minutes of explanation.
彼は数分の説明だけで、どうやってやるのかコツをつかんだんだ。
今日も最後までおつきあいくださってありがとうございました。
**皆さまが楽しく英語と付き合っていただけますように**
“The recipe for perpetual ignorance is: Be satisfied with your opinions and content with your knowledge.” – Elbert Hubbard
己の意見に満足し、自分の知識に甘んじること。これが「永久に無知」の作り方である。 – Elbert Hubbard
ニューヨーク在住・ネイティブ英語スピーカー講師 Aaron 先生が送る普段使いの自然な英語フレーズ満載 PhraseMix.com 記事の日本語バージョン。日本語サポート担当は、外国語としての英会話教授法認定講師・水砂子(ワシントン州在住)です。ニュアンスなども納得していただきやすいように、ていねいな解説を心がけています。平日の月~木は新フレーズを、金曜日は復習用に一週間分の要約号をお届けします。
メルマガ詳細はこちら
PhraseMix.com著者サイト
Twitter ID:ツイッター