イスラム国!ブリュッセル空港テロ!株価への影響は?

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イスラム国!ブリュッセル空港テロ!株価への影響は?

人命が関わっている時に、株式投資なんてけしからん!と言われているかもしれませんが、株価が大幅下落することで、自殺する人は、ブリュッセル空港のテロで死ぬ人よりも多いでしょう。EU現地の新聞社であるFinancial Times のテロのニュースを見てみましょう。

経済英語 (1)

■■1.英語原文

(Brussels attacks: Police launch manhunt for suspected bomber)

(1)
A manhunt was underway on Tuesday for a suspected
Isis bomber after co-ordinated attacks in Brussels
killed at least 30 people, injured hundreds of
others and brought a terrorist atrocity to a European
city for the second time in four months.

■■2.英文構造診断

(Brussels attacks: Police launch manhunt for suspected bomber)

(1)
A [manhunt:犯人捜査] /S1
was /V1
[underway:進行中] /C1
on Tuesday /
for a suspected Isis bomber /
{{ after /
co-ordinated attacks /S2
in Brussels
killed /V2-1
at least 30 people, /O2-1
injured /V2-2
hundreds of others /O2-2
and brought /V2-3
a terrorist [atrocity:暴虐] /O2-3
to a European city /
for the second time /
in four months.

}}

・・・・・・・・・・・

 

■■3.対訳

(Brussels attacks: Police launch manhunt for suspected bomber)
(ブリュッセル攻撃:警官、疑いあるテロ犯人捜査を開始)

(1)
A [manhunt:犯人捜査] /S1
was /V1
[underway:進行中] /C1
on Tuesday /
for a suspected Isis bomber /
{{ after /
co-ordinated attacks /S2
in Brussels
killed /V2-1
at least 30 people, /O2-1
injured /V2-2
hundreds of others /O2-2
and brought /V2-3
a terrorist [atrocity:暴虐] /O2-3
to a European city /
for the second time /
in four months.
}}
(火曜、ブリュッセルで起きた同時攻撃で少なくとも30人を殺し、
数百人にけがを負わせ、ヨーロッパの都市にここ4カ月で2回目の、
テロリストの暴虐が持ち込まれた後、疑いあるIsisのテロ犯行者の
捜査が進行中である。)

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(続きは【毎日5分!経済英語NEWS! 有料版】

■■4. 訳出のポイント解説(英語)

(無料版では、有料版冒頭部のみ掲載しています。)
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今日は(5)の文章を見てみましょう。

(5)
We /S1
can and we will defeat /V1
those /O1
(( who /S2
threaten /V2
the safety /O2-1
and security /O2-2
of people /
all around the world.”
))
said /V3
Mr Obama, /S3
(( who /S4
was /V4
in Cuba./C4
))

骨組み(字を下げていない文章)だけ抜き出してみると、
We /S1
can and we will defeat /V1
those /O1
said /V3
Mr Obama, /S3

あら不思議。こんなに簡単な文章になります。

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(続きは【毎日5分!経済英語NEWS 有料版】

 

■5.経済コラム

それにしてもIsisのテロは継続していますね。

Isisは石油価格の下落で採算的に厳しくなっており、
国の運営の継続が危ぶまれていました。

今回のテロも、世界の注目を再び集めるために行ったことでしょう。
世界はこれに対抗できるのかどうか、正直怪しいですね。

暴力は人間の本質です。

どんなにお金を持っていても、暴力の前では無価値です。

今の安定した経済や社会の土台には、国の軍や警察があります。
最近民主化したミャンマーでも、軍事部門が国権を握っていましたし、
北朝鮮もその要素が強いでしょう。

日本という国が、軍を持たないのは、米軍に依存しているからです。

最近の日本は平和ボケしており、米国軍を軽視するようになってきました。

辺野古移設取り止めも、その意識の違いからくるものでしょう。
私は、国家が軍事を考えるべきであり、基本的には、
軍事を最優先するべきだと考えます。

日本近海にも、北朝鮮をはじめIsisのような組織がたくさんあります。

私はテロを肯定するわけではありませんが、テロは付け入るスキが
ある国で起こります。

平和ボケした日本は、格好の標的ではないか?
と、個人的に心配しています。

国防や警察を軽視してはいけません。

ヨーロッパは遠いから関係ないなどと思わず、
日本も気を引き締めた方がいいでしょう。

さて、株については、テロが買い時であることは、9.11が証明してくれています。
基本的には、現時点で財務が健全な企業であれば、テロの影響は
ほぼ無しと言っても過言ではありません。

一時的にテロの影響で株が下がればそれは買いです。

テロによる不安が、株価下落の不安と重なり、人間の心理をマイナス思考にさせます。

その人たちを救う意味でも、我々、鉄の心を持った長期投資家が、
株価を下支えさせ、少しでも不安を取り除いてあげるという意味で、
テロが下げた時に株を買うことは、社会的意味もありますね。

積極的に買いましょう。
ちなみに米国株はほぼ下げていませんでしたが、
今後、下げ材料が出てきたときに、テロへの不安心理と重なり、
下げやすい環境にあるとは思いますので、買い機会を逃さないように、
注視しておきましょう。

 

■■6.もう一度原文

(Brussels attacks: Police launch manhunt for suspected bomber)

(1)
A manhunt was underway on Tuesday for a suspected
Isis bomber after co-ordinated attacks in Brussels
killed at least 30 people, injured hundreds of
others and brought a terrorist atrocity to a European
city for the second time in four months.

著者:八木 翼

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