消費税の影響はすぐなくなるのか?

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消費税の影響はすぐなくなるのか?

消費税の影響は本当にすぐなくなるのでしょうか?なんとなく長引きそうな気がするのですが。。。ニュースを見てみましょう。

By: IvanWalsh.com

■■1.英語原文
(Business sentiment down in April)

(1)
Business sentiment among Japanese workers fell
in April for the first time in 2 months, mostly
due to the fallout from the consumption tax hike.

■■2.ポイント単語和訳
([Business sentiment:景気動向] down in April)

(1)
Business sentiment among Japanese [workers:労働者]
fell in April for the first time in 2 months, [mostly:
主に] [due to:〜のせいで] the fallout from the
[consumption tax:消費税] hike.

■■3.英文区切り
([Business sentiment:景気動向] down in April)

(1)
Business sentiment /
among Japanese [workers:労働者] /
fell /
in April /
for the first time in 2 months, /
[mostly:主に] [due to:〜のせいで] /
the fallout /
from the [consumption tax:消費税] hike.

■■4.対訳
([Business sentiment:景気動向] down in April)
(4月景気動向下落)

(1)
Business sentiment /
among Japanese [workers:労働者] /
fell /
in April /
for the first time in 2 months, /
[mostly:主に] [due to:〜のせいで] /
the fallout /
from the [consumption tax:消費税] hike.
(日本の労働者の中での四月の景気動向は、主に、
消費税引き上げによって、四月に入って落ち込み、
二ヶ月連続の下落となった。)

■■5.訳出のポイント解説(英語)

今日は、(6)で登場していた「hope」についてです
hopeには類似語が多くあります。
「want」,「would like」,「hope」,「wish」等です。
これらの単語の使い分けを見ていきましょう!

「want」
この単語のイメージは「切実な欲求」です。
I want an ice cream.
(アイス欲しいな。)
切実ですね。リアリティーのある欲求です。
じゃあ買えよと突っ込んでしまうくらい現実感があります。

 

■■6.訳出のポイント解説 (経済)

消費税の影響が懸念されますね。

実は私もこの影響をもろに受けています。
まあ、プライベートのことなのであまり言えませんが。。。

大した影響がないなんて言ってる方は、日本人を相手にしていない
方が多いのではないでしょうか?

この影響は、甚大だと思います。

ちなみに、日本経済が今後も継続して景気回復する可能性は、
かなり低いでしょう。

もちろん、企業が賃金を上げたり、ボーナスを引き上げたりして、
個人消費はある程度改善するかもしれませんが、根本的な
景気の回復に必要なのは、間違いなく、企業の設備投資です。

しかしながら、消費税を引き上げた今、消費が低迷する
かもしれないという恐れから企業はいまいち積極的に投資できません。

そもそも消費税って何のために増やしたのでしょうか?

一見すると、今回の増税で政府は財源が増えたと考えるでしょうが、
これがそうでもありません。

年収600万円の家庭があるとします。

1年に100万円貯金していて、年間に50万円消費税を
払っているとしましょう。
そうすると、450万円を何らかの形で消費しているわけですね。

ここで今回消費税の増税がありました。
5%から8%に上昇しましたので、支払う消費税の額は、

(50万円/105)×108 = 約51万4000円

というわけで、1万4000円支払う消費税が増えました。

さて、この1万4000円はどこから出るでしょう?
消費を減らすという手もありますが、安倍政権
によれば、そうはならないと。

だって、景気は悪くならないからw

ではどこが減るのか?

それはもちろん貯金です。

今まで100万円していた貯金が1万4000円減って、
98万6000円になってしまうのです。

さて、これまで増え続ける国債って、いったい誰が買ってくれてい
いたのでしょうか?

それは、国民です。

国民が銀行に預金したお金を、銀行がそのまま国債を
買うのに使っていたのです。

今回、預金が減ってしまったので、国債の購入も
減少します。

安定した国債の買い入れ先である国民の預金が減り、
税金が増えました。

正直、政府が財源とするお金には変わりないのですから、
今回のことって本当に意味あったの?と思ってしまいます。

ましてや、経済には悪影響なのだから、増税した分損してない?
という感じになってしまいます。

もちろん、これが、国債の購入を海外に頼っているアメリカとであれば、
自国の国債をファイナンスするために必要な政策ですが、
日本国内で財源をぐるぐる回しただけですね。

(Business sentiment down in April)

(1)
Business sentiment among Japanese workers fell
in April for the first time in 2 months, mostly
due to the fallout from the consumption tax hike.

著者:八木 翼

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