鳩達の逆襲(チートス)

liberty

鳩達の逆襲(チートス)

cm

【鳩達の逆襲(チートス)】

道端のカフェでのエピソード。
出演はチートスのマスコット、チータのチェスター(Chester Cheetah)・・・

■課題文■

カッコ内の部分を聴きとって書き出してみましょう。

(01″~)

Woman: Ugh…I must be on the ugly side of town because everyone here is, like, gross…

Ohhhh…no, I saw her last night at the club, and I was like ew…

Chester: Hmm…

Woman: … and she was like eww, (Q1) ewww!

Chester: Yes…

Woman: Shut up! (Q2)? (Q3) six-handed monkey…

Ew! Ewww! [不明瞭。たぶん Get back!]

Sky rats! Help!!

Chester: Give daddy a kiss.

Caption: Let loose at Cheetos.com

 

<<語句と表現>>

●語句の意味が複数ある場合は主にこのCMで該当する意味を記します。
●リスニング課題の部分に含まれる語句は省いています。

☆ gross  「気持ち悪い」、「ムカムカする」。自分の気分が悪いことを
指すのではなくて、他人とか食べ物などを形容する言葉。

☆ she was like   she said… の意味。きわめてカジュアル。

☆ ew 「おえっ」、「うえっ」、「やだあ」。生理的な嫌悪感をあらわす言葉。
主に若い女性が使う言葉。
英語で説明すると Used to express disgust or distaste.

☆ Shut up! 冗談はやめて、うそでしょ、マジに?といったニュアンスで使います。

☆ sky rat  [スラング]鳩のこと。たまにカモメを指すこともあります。
都会の鳩(pigeons)は、まるでネズミ(rat)のように迷惑な存在だかららしい。
“rat with the wings” などと呼ぶこともある。

☆ let loose  リラックスして好きに振る舞う

 


◆解答と省エネ発音のポイント


●カジュアル度の高さは♪から♪♪♪で表わします。

♪:フォーマルな会話で使っても問題ない。
♪♪:カジュアルな会話向け。
♪♪♪:カジュアル度高し。

●できるだけ実際の音に近い音をアルファベットとカタカナで記しますが、これはあくまで参考です。

●曖昧母音(発音記号 が e の上下逆さまになったやつ)、を @ で表記します。

●曖昧母音以外の母音が非常に弱い、曖昧な音になったものも、@で表記することがあります。

Q1 ♪♪ and I was like  ⇒ (@)ndye waz like

[表現] I said that… と同じ。自分に関して言う時は I thought that… の意味でも使います。主に若い人が使うとてもカジュアルな言い回し。
“I’m like…”と現在形を使うこともありますが、それでも過去のことを話しているのが普通です。

先に she was like, I was like と出てきたのでこの課題の聞き取りは簡単かも知れませんが、いきなり聞いたときでも、分かるようにしておきたいもの。

and は母音が曖昧に始まっています。

andの語尾[d]と、次の I がリエゾン。

 

Q2  He put his hands where? ⇒ He put his hands where?

[文意] 文字通りには「彼は手をどこに置いたんですって?」。
girls talk なので、この「彼」から体を触られたという話だと思います。
「彼がどこを触ってきたですって?」ということ。

省エネ発音というほどものはないですが、最後にwhere がくる特徴的な語順なのでリスニング課題としました。

このように最後に疑問詞をもってくると、(この文だと)そんなところに手を置く、触るだなんて!という気持ちを表します。
どこに手をおいたか、相手の発言はちゃんと聞こえてるのだけれど信じられない、ずうずうしい!みたいなノリです。

最後に疑問詞を置くケースとしては、こんなのをよく使います。

You went where and did what?
どこに行って何をしたんですって?!

いっぽう、会話をしていて相手の言葉の聞き取れなかった部分を聞き直す際にも、疑問詞をこのように最後におくと何が聞き取れなかったのか、ピンポイントで伝わります。

その際に、疑問詞の部分をあまり強い口調で言うと上のように、「そんな!信じられない」みたいな印象になってしまうのでニュートラルでやわらかめな口調で質問したほうがいいです。

 

Q3  He’s like a   ⇒  He’s lika

[文意] He’s like a six-handed monkey.
「手が6つある猿みたい」→「手が早いやつ」というニュアンスだと思います。

☆♪  like a   ⇒  lika

2語がリエゾン。

 

◆全文と訳文(意訳)◆

<全文>

(01″~)

Woman: Ugh…I must be on the ugly side of town because everyone here is, like, gross…

Ohhhh…no, I saw her last night at the club, and I was like ew…

Chester: Hmmm…

Woman: … and she was like eww, (Q1and I was like) ewww!

Chester: Yes…

Woman: Shut up! (Q2He put his hands where)? (Q3He’s like a) six-handed monkey…

Ew! Ewww! [不明瞭。たぶん Get back!]

Sky rats! Help!!

Chester: Give daddy a kiss.

Caption: Let loose at Cheetos.com

 

<訳文(意訳)>

(01″~)

Woman: げげっ!ぜったい街のアグリーな地域にいるんだわ。
だってえ、この辺りの人って、もう誰もかれもが、きっもちワル~イんだもん…

え~!、違うって、きのうの晩彼女をクラブで見たけど、あたし、なんかもう、やだ!って感じでえ…

Chester: むむっ…

Woman: 向こうもさあ、やだあ!っとか言って、で、あたしも、いやっだあ!って…

Chester: よかろう…

Woman: やめてよおお!彼からどこを触られたってえ?
あいつって手が6つある猿みたいだからあ…

げっ!うわあ![(屋根に)戻りな!]
クソ鳩よお! 助けて~!!

Chester: ダディにキスしなさい。

Caption: Cheetos.comで、ワイルドになりましょう。

matsuo
松尾 光治
大手英会話学校のニューヨーク校駐在員として1989年に渡米。その後、カリフォルニア、シリコンバレーのハイテク企業で9年ほど勤めたのち独立、現在はニューヨークで通訳・翻訳業。
日本人が苦手とするカジュアル英会話を翻訳家の松尾光治氏が伝授!
テレビCMで英語の省エネ「タメグチ」発音攻略!』毎週好評配信中!
ご登録はコチラから!